CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨リブラ、第二段階へ 新ロードマップ公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リブラ、新たなロードマップを公開

リブラ協会はメインネットローンチまでの新ロードマップを公開した。

10月に公開された最初のロードマップでは各機能の設計完了に向けて動いている段階だったが、今回、ほとんどの機能における設計段階を終えたことで、次の動きに向けたロードマップが作成された。

新ロードマップではマイルストーン#4の段階でパートナー数100の達成、FB子会社のカリブラの関与度をメインネット公開までに1%まで下げること、の2点については前回から変更されていない。

この新たなロードマップは、リブラコアのロードマップの遂行、最初のローンチに向けた条件、指標の定義、非技術者へのプレメインネットにおけるアプローチの修正、コミュニティの関与の増加等を目標として設定している。

出典:リブラ協会

まず、リブラのソフトウェア核となるリブラコアのロードマップの遂行についてだが、既に設計段階は終わっており、現在すべてのプロトコルのドキュメントの完成、外部向けのAPIの最終調整に向け取り組んでいる。個々の機能では、現時点ですでに達成されているものから目立った進歩がないものまで進捗が分かれている。

次にリブラがメインネットのローンチができる段階に達しているか、成功したかを測るための指標の作成も行われている。指標は大まかにネットワークやスケールなどの技術的な指標と、協会自体や裏付け資産を管理するリザーブについてなど、非技術的な指標に分かれている。

非技術者へのプレメインネットにおけるアプローチの修正については、技術的な体制の整っていない協会のメンバー企業がバリデータノードを展開するための支援体制を整えていくとしている。

そして、最後に透明性のさらなる改善、よりオープンなコミュニティの構築に向けて計画を新たに追加。この2点ともこれまでリブラが特に重視してきた点だが、今後は片方が受け身となるような関係を今後さらに無くしていく施策である。

リブラのホワイトペーパー重大変更

先日、リブラのホワイトペーパー(事業計画書)に複数の変更がなされたことがわかった。特に巨額なインセンティブ設計が削除された。

リブラ協会に参加するために、企業は最低限で1000万ドルを出資する必要がある。変更前のインセンティブ設計では、「インベストメント・トークン」が付与され、今後数年間に渡って年間数十億の収益が得られる試算だった。リブラ通貨の価格安定や有価証券問題を懸念し内容を変更したと見られている。

参考:ロードマップ#2

CoinPostの注目記事

仮想通貨リブラのホワイトペーパーに重大変更、年間数十億ドルの金利付与条項を削除
リブラ協会が事業計画書から出資企業への配当に関する項目を取り除いたことがわかった。リブラの価格安定や証券問題を懸念し内容を変更したと見られる。
仮想通貨リブラのテストネット進捗状況 5万通以上の送金・30超のプロジェクト開発
「リブラ協会」はフェイスブック社主導の仮想通貨リブラの開発進捗について、最新情報を公開した。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/15 水曜日
18:00
仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
14:45
「SusHi Tech Tokyo 2024」でSUDACHI TechとEchoXがWeb3プラットフォームを技術協賛
「SusHi Tech Tokyo 2024」では、SUDACHI TechとEchoXがNFT活用のWeb3プラットフォームを技術協賛。NFTデジタルスタンプラリーを展開する。CoinPostがアンバサダーを務めるグローバルスタートアッププログラムも開催される。
13:10
自由な取引ツールとしてのビットコインは実現しないのか、開発者が憂慮
仮想通貨ビットコイン開発の貢献者であるマット・コラロ氏は、現在「自由のためのツール」というビットコインのビジョンが実現できるかどうかが危ぶまれているとの考えを明らかにした。
12:30
コインチェック LSK保有者向け「KLY」エアドロップ対応方針発表
コインチェックは、LiskブロックチェーンのイーサリアムL2への移行に伴い、新谷発足するKlayrのネイティブトークンKLYのエアドロップへの対応計画を発表。スナップショットは2024年5月21日に予定される。
12:25
CPI発表迫り方向感を欠くビットコイン、イーサリアムETF承認は悲観的な見通し強まる
CPI(米消費者物価指数)発表を本日21時30分に控える中、暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインの方向感に欠ける展開で狭いレンジで上下している。
12:00
香港のビットコイン・イーサリアム現物ETFから最大の資金流出
香港の仮想通貨ビットコイン・イーサリアム現物ETFは4月の立ち上げ以来最大の1日当たり純流出を記録した。米国のBTC現物ETFは流入に転じている。
11:30
SBI VCトレード、口座保有者にHashHubのWeb3レポートを無料提供へ
SBI VCトレードは、暗号資産(仮想通貨)取引のサポート強化として、口座保有者に「HashHub Research」の一部を無料で提供開始。市場動向、プロジェクトの技術的背景などを把握するのに最適。
10:45
グーグル、新AI検索機能の一般提供発表
AIのGeminiで検索体験をさらに向上させるため、グーグルが新機能「AI Overviews」の一般提供を発表。同社のプロダクトにもAIを活用するとし、他にも様々な発表を行なった。
10:05
仮想通貨投資信託提供のCoinShares、1Qで利益総額が前年比11倍に 
仮想通貨投資企業CoinSharesは2024年第1四半期の決算を報告。利益総額は前年比11倍以上増加した。3月にはヴァルキリーのETF事業を買収している。
08:45
Polymarket、ヴィタリックなどから70億円調達
仮想通貨利用のポリマーケットは、2024年にプラットフォーム上で約2億200万ドル相当の予測取引が行われたと報告。特に米国の選挙の結果に125億ドル以上が賭けられており、現在のところドナルド・トランプ氏が49%の確率でジョー・バイデンの44%をリードしている。
08:15
Re、アバランチ上で再保険ファンド提供
仮想通貨アバランチのブロックチェーン上で、RWAである再保険のトークン化ファンドをReがローンチ。再保険業界の透明性を向上させ、オンチェーン決済を促進していく。
07:35
オルカンベンチマーク指数提供のMSCI、マイクロストラテジーなどを追加
MSCIの定期見直しは、投資家にとって重要な指標であり、各企業の市場での位置づけや影響力を反映するものだ。今回の見直しニュースを受け、マイクロストラテジーの株価は前日比で4.15%上昇した。
06:25
ソラナ基盤のDrift、エアドロップとコインベース上場予定
仮想通貨DRIFTトークンは、エアドロップの形でリリースされる。日本時間5月16日21時より取得可能となる。エアドロップ分のトークンは合計120,000,000 DRIFTで、総発行数の12%を占める。
05:50
米ウィスコンシン州投資委員会、ビットコイン現物ETFに255億円投資
米ウィスコンシン州投資委員会がスポットビットコインETFに1億6300万ドルを投資したことを報告。ブラックロックのIBITとGBTCを大量保有し、他の仮想通貨関連企業にも投資していた。
05/14 火曜日
18:00
オントロジー DIDソリューション普及のため、15億円規模の基金を設立
分散型ID(DID)とデータ共有を可能にする高速で低コストのブロックチェーンプラットフォーム、オントロジーは1,000万ドル規模の「Ontology DID FUND」を設立。プロジェクト提案は専用フォームから迅速に申請可能。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア