CoinPostで今最も読まれています

米コインベース、ロシア関連の2.5万超の仮想通貨アドレスをブロック

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨アドレスをブロック

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは、ロシアの個人や企業に関連する2万5,000超のアドレスをブロックしたことが明らかになった。

同社のPaul Grewal最高法務責任者が『制裁遵守を促進するための仮想通貨技術の利用』というタイトルのブログで7日に公表。独自の調査等にもとづいて、コインベースが違法活動を行っていると判断したアドレスをブロック。制裁強化を促進するために、そのアドレスを政府に報告したと述べている。

関連米財務省、ロシア制裁回避での仮想通貨利用を警戒

Grewal氏は今回、コインベースは世界に経済的な自由を広めるため、安全で信頼性の高い金融システムを構築していると説明。その目的を果たすための重要な取り組みの1つが「経済制裁の遵守」であるとした。

ブロックしたアドレスがどのような違法活動を行ったかまでは説明していないが、ブログの最初の部分でロシアのウクライナ侵攻に言及。この軍事侵攻で世界の政府が制裁を科す取り組みを、コインベースはサポートすると説明した。そして、本人確認手続き(KYC)の実施や制裁リストの更新など同社の取り組みを紹介する中で、アドレスをブロックしたことを公表している。

Grewal氏は今回、デジタル資産はまだ新しい技術のため、制裁回避に利用されることもあると指摘。しかし、従来の金融システムに比べ、デジタル資産の取引はパブリックブロックチェーンに永遠に記録されるため、追跡しやすいと主張した。

関連ルーブル建てのビットコイン取引量急増、制裁逃れに仮想通貨が利用されるリスクは

また、ブロックチェーンの透明性は、法執行機関にとっても強力な武器になると説明。プライバシー保護との両立は課題だが、個人を尊重した政策の枠組みを構築することで、コインベースは両者のバランスを維持していくことができると述べている。

ブロックチェーンとは

ネットワーク上にある複数の端末同士を直接接続して、分散的に情報を記録・管理するデータベース、またはその技術を指す。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者でもわかるブロックチェーンとは?主な特徴と仕組みを図解

関連仮想通貨取引所コインベースとは|投資家向け情報と注目ポイント

ロシアの制裁強化の動き

ウクライナへの軍事侵攻を受け、各国・地域の政府はロシアへの制裁を強化している。

先週には、日本の金融庁と自主規制団体の日本暗号資産取引業協会(JVCEA)もロシアに対し、仮想通貨取引を制裁対象とする方法を協議していることを『ブルームバーグ』などが報じた。

報道時点ではロシアのユーザーすべてをブロックすることは計画しておらず、制裁リストに掲載されている個人や組織などを対象にする予定だという。

関連日本の仮想通貨業界、ロシアの制裁回避を防止する方法検討か=報道

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧