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仮想通貨市場を再燃させる「7つの要因」とは=Bernstein報告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場が再燃するには

米投資企業Bernsteinは、暗号資産(仮想通貨)市場を再燃させる可能性のある「7つの要因」を公表した。先週公開の、7つの要因が書かれた機関投資家限定のレポートを入手した海外メディアが報じた。

1つ目は、イーサリアム(ETH)の大型アップグレード「マージ」の成功。同社のアナリストGautam Chhugani氏とManas Agrawal氏は、イーサリアム財団の発表通り10日から20日の間にマージが完了すると考えており、このアップグレートの成功は仮想通貨市場にとってポジティブな要因になるだろうとの見解を示した。マージは昨夜、第一段階の「Bellatrix(ベラトリックス)」に成功している。

関連:イーサリアム「マージ」第一段階、Bellatrix起動成功

2つ目はロールアップ技術の普及。レポートでは、これまでもOptimismやArbitrumといったイーサリアムのL2ネットワーク上でユーザー数やトランザクション、流動性が著しく増加してきていると述べた。先月にはイーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、ロールアップ技術の展望と課題についてコメントしている。

関連:イーサリアム共同創設者ブテリン氏が語る、ロールアップ技術の展望と課題

また、Huobiがアンケートしたアジア仮想通貨機関投資家20社もZKロールアップに注目しているという。

ロールアップとは

メインブロックチェーンのセキュリティを活用しながら、トランザクションの一部をオフチェーン(ブロックチェーン外)で処理することにより、ネットワークの混雑解消を図るスケーリング・ソリューションのこと。

▶️仮想通貨用語集

関連:スケーリング問題の打開策「ロールアップ」とは|仕組みや注目点を詳しく解説

フリップニングやNFT

3つ目はイーサリアムによるビットコイン(BTC)の「フリップニング」。これは時価総額でイーサリアムがビットコインを追い抜くことを指す。今回のレポートでは、投資家からの質問で最も多いのは「いつフリップニングが起きるのか」であると説明。デジタル資産にとっては、マクロ経済向けの資産であることよりも、イノベーションを起こすことができるかという点が重要だとした。

4つ目は、DeFi(分散型金融)の需要増加。ロールアップ技術の普及によって取引手数料が下がって、2020年夏の「DeFiサマー」のような需要増加が再び起これば、仮想通貨市場の盛り上がりにつながると述べている。

関連:DeFi相場高騰の火付け役、イールドファーミングでは何が起こったのか|特徴と熱狂の理由を解説

5つ目はNFT(非代替性トークン)の傾向の変化。Bernsteinのアナリストは今後、NFTはゲームでの活用が増え、「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」という傾向は「Play to Own(遊んで所有する)」に変わるだろうとの見解を示した。能力ある人材の多くが、従来のゲームからWeb3ゲームに移行するだろうとも予想している。

関連:「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

6つ目は「価値の蓄積」に特化したトークン設計を行うこと。個人がアプリのトークンに対する投資に興味を持つような、持続可能な経済設計が必要だとした。

最後の7つ目は「Fat Protocol理論」が「Fat Application理論」になること。Fat Protocol理論とは、基盤のプロトコル上に構築されるアプリよりも、基盤のプロトコルにこそ価値があるという考えを指す。

今回のレポートでは、アプリのトークンの価値は、イーサリアムのような基盤の質が向上することによって初めて高まると主張。スケーラビリティの向上や取引コストの低下、ロールアップによるユーザーの増加などによって基盤のブロックチェーンを発展させ、アプリのトークンの価値も高めることが需要につながるだろうと述べている。

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