はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NYダウ・ナスダック反発、米四半期GDPや個人消費支出の改定値発表など|24日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2/24(金)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,153ドル +0.3%
  • ナスダック:11,590ドル +0.7%
  • 日経平均:休場
  • 米ドル/円:134.7 -0.07%
  • 米ドル指数:104.5 -0.02%
  • 米国債10年:年利回り3.88 -0.8%
  • 金先物:1,829ドル -0.63%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:23,976ドル +0.6%
  • イーサリアム:1,653ドル +2.3%

本日のニューヨークダウは一時250ドル近く下落していたものの、終盤に入って買い戻されプラスに転じた。ナスダックやS&P500も反発した。

昨夜米商務省が発表した米実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値の2.9%から下方修正されたが、食品とエネルギーを除いたコア個人消費支出(コアPCE)は速報値の3.9%を超えて4.3%の上昇だった。米GDPをけん引する個人消費の伸びは前四半期から大きく鈍化してきたが、米FRBが物価の目安として最も重視するコアPCEが速報値より上振れした格好だ。

また、労働市場は依然としてひっ迫の状況が続いており、先週の新規失業保険申請件数は予想外に減少し3週間ぶりの低水準となった。

  • 米10-12月期 四半期GDP(改定値):結果2.7% 予測2.9% 前期(修正)3.2%
  • 米10-12月期 四半期個人消費(改定値):結果1.4% 予測1.9% 前期(修正)2.1%
  • コアPCE年率(改定値):結果4.3% 予測3.9% 前期(修正)3.9%
  • 新規失業保険申請件数 前週分:結果19.2万件 予測20.0万件 前回(修正)19.4万件

FOMC議事録

23日朝発表の1月31日〜2月1日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録内容から利上げの早期終了への観測は後退。当時の会合では、ほぼ全員が昨年12月の会合で決めた0.5%から0.25%へと利上げ幅を減速させることに同意したが、0.5%を支持し継続的な金融引き締めを唱えるタカ派の存在も根強かったことは明らかになった。

利上げ幅の縮小を支持した当局者は米国の景気後退リスクを懸念していたが、FOMC後には期待上振れの1月の雇用統計や予想超えの1月のCPI・PPIなど堅調な景気指標の発表が相次いだことを踏まえて市場参加者の一部は3月と5月の0.25%利上げの後にもさらに6月にも0.25%の利上げを実行するシナリオがあると懸念しているようだ。前回のFOMC会合後にパウエル議長は「ディスインフレ(物価上昇鈍化)のプロセスが始まった」との認識を示したが、インフレ目標2%に向けて着実に進むように2月のCPIなどをもとにインフレ上振れリスクを再評価すると見られる。

なお、FOMC当局者の金利見通しを示す「ドットチャート」の年末の政策金利中央値が12月時点の5.1%から最大で5.6%まで引き上げられる指摘もある。次回FOMCは3月21〜22日に開催予定だ。

なお、今夜は以下の経済指標を控えている。

  • 24日22時30分(金):米1月 個人消費支出(PCEデフレーター)
  • 24日24時(金):米ミシガン大学消費者態度指数2月・確報値

関連米経済「ノーランディングになるか」

関連世界の投資家が注目する米金融政策決定会合「FOMC」とは|分かりやすく解説

米国株

GPUメーカー大手エヌビディアは前日引け後に決算を発表し、2-4月(第1四半期)の売上高で強気の見通しを示したことが好感され前日比+14%と大幅に上昇した。1株利益は予想を上回ったが、売上高は前年同期比-21%減だった。パソコン向け半導体需要が低迷する中、ChatGPTなど人工知能システムへの需要が同社製品への需要を押し上げるとされる。

ビットコイン売買アプリCash Appなどを提供するBlock Inc(旧スクエア)はBTCの四半期売上総利益が-25%減で3,500万ドルになったと発表。ビットコインの総販売額は18億3000万ドルで、前年同期比-7%減となった。一方、会社全体の売上総利益は、前年同期比+40%増の16億6,000万ドルとなったという。株価は時間外で+7%上昇している。

個別銘柄の前日比では、NVIDIA+14%、c3.ai+2.2%、ビッグベア.ai-0.3%、ブロック+1.6%、テスラ+0.6%、マイクロソフト+1.3%、アルファベット-0.8%、アマゾン+0.03%、アップル+0.3%、メタ+0.5%。

関連仮想通貨投資家にもオススメ、お得な株主優待「10選」

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|62.3ドル(+1.9%/-4.4%)
  • マイクロストラテジー|265.7ドル(-1%/-9.6%)
  • アルゴ・ブロックチェーン|1.68ドル(+3%/-9.2%)

コインベースについては昨夜イーサリアム(ETH)の独自L2ネットワーク「Base」を発表したことが材料しされたようだ。Baseはコインベースがロールアップの仕組みで稼働する「Optimism」の技術をもとにローンチするL2で、現段階ではテストネット稼働となっている、

関連仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨関連

オーストラリア・バイナンスは一部の大口投資家のデリバティブ取引をクローズしたことが報じられた。同社はメディアに対して、投資家のオンボーディングプロセスでアカウント情報の不一致が発覚したことが原因だったと説明した。

TikTokはウェブ3音楽プラットフォームAudiusと連携し、TikTokのユーザーがTikTokのアカウントからAudiusにアクセスすることが可能になった。また、AudiusのユーザーはTikTokでAudiusの音楽のシェアをすることができる。

ポリゴンはロールアップ技術開発企業「Eclipse」と提携し、ソラナ(SOL)のバーチャルマシンと互換性のあるL2ネットワーク「Polygon SVM」をローンチすることを発表した。Polygon SVMはソラナ基盤のdAppsやスマートコントラクトに対応するもので、ポリゴンはPolygon SVMを持ってソラナ向けにユーザー基盤を拡大していくと説明した。

金曜日 GMラヂオ

今週のGMラヂオは金曜日12:30より、ETH・SOLロールアップ技術開発のEclipse Laboratories社の創設者Neel Somani氏と対談する予定だ。

関連「GM Radio」 次回はETH・SOLロールアップのプロジェクトEclipseが参加

月曜日のGMラヂオ

コインポストグローバルは20日の夜に第7回GMラヂオを開催した。今回はゲストに、Mantle Networkのコミュニケーション&事業開発部門のトップIgneus Terrenus氏と対談した。

関連「GM Radio」ゲストはイーサリアムL2開発企業Mantle

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/06 月曜日
11:05
ビットコイン史上最高値更新、独歩高の背景に強気の投資家態度|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日、史上最高値を更新した。金融市場全体における「脱中央集権的リスクヘッジ資産」としてのBTC存在感を際立たせている。
10:20
メタマスク、最大級のオンチェーン報酬プログラムを開始へ 独自トークンとも関連か
仮想通貨ウォレットのメタマスクが大規模報酬プログラムを予定している。シーズン1のみで45億円相当のLINEA配布を予定し、独自トークンとの連携も示唆されている。
10/05 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTC20万ドル到達分析や米国でXRPなどのETF個別申請が不要になど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1700万円台後半に回復、米政府機関閉鎖で逃避資金流入|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン円相場は1775万円周辺まで反発。米政府機関閉鎖による逃避資金流入と利下げ期待の復活が支援材料に。ドル建て12万ドル回復で史上最高値更新の可能性を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|自称「IQ276」投資家のBTCへの全財産転換に高い関心
今週は、自称IQ276の投資家によるビットコインへの全財産転換、米政府閉鎖による仮想通貨ETF承認手続き停滞、バイナンスによるビッグトレンド分析に関する記事が最も関心を集めた。
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧