はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急落で再び40000ドル台に、グレースケールのGBTC売り続く中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

18日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比201.9ドル(0.54%)高、ナスダック指数は200ポイント(1.35%)高で取引を終えた。

東京株式市場は、前場の日経平均株価は前日比583.7円(1.64%)高となった。

ビットコイン(BTC)急落に伴い、米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄も軟調に推移。

コインベースが前日比7.6%安となったほか、Hut8 Miningが前日比30.06%と暴落した。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

関連:お得に使える、株式市場のおすすめ証券口座ランキング

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比3.78%安の1BTC=41,096ドルに。

BTC/USD日足

日足形状は悪化しており、調整局面の長期化リスクが指摘される。

1BTC=40,000ドルを割り込んだ場合の下値目処としては、38,000ドル(①)や34,700ドル(②)付近がサポートとして挙げられるだろう。

先物市場では約2億ドルのロングポジションがロスカット(強制清算)されたが、3日の5.9億ドルと比較するとやや少ないか。

主要アルトでは、イーサリアム(ETH)は3.07%安、ソラナ(SOL)は8.01%安、アバランチ(AVAX)が7.7%安となっており、ビットコインETF相場で高騰していたアルトコインからの資金抜けが目立つ。

関連:ビットコインETF承認後の年初相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI

オンチェーン分析会社Santimentのデータによると、17日午前1時には6億6500万ドル相当の暗号資産(仮想通貨)の送金が確認されていた。

また、JPモルガンのアナリストは17日、「GBTCを保有する投資家が利益確定を続ければ、ビットコインは今後数週間でさらなる下落圧力に直面する可能性がある。」との見方を示した。

関連:ビットコインETF承認後の仮想通貨相場は大幅反落、グレースケールのGBTCなど売り圧力か

グレースケールの投資信託GBTCは、悲願とも言える上場投資信託「ビットコインETF」への転換を実現したものの、信託手数料の高さもあり、18日時点ですでに15億ドル以上の資金が利確や乗り換えのため流出している。

Alex Thorn氏によれば、グレースケールが償還決済のためにコインベース・プライムに送金した金額は19日にかけて鈍化している。

18,000BTC(7億7,000万ドル)から9,839BTC(4億1,700万ドル)に減少した。

ビットコインETFのローンチ以来BTC流入は増加しており、”Coinbase Premium Gap(コインベースプレミアムギャップ)”は、コインベースの強い売り圧力を示すマイナスへ転じた。

同指標は、Coinbase Proの価格(USD通貨ペア)とバイナンスの価格(USDT通貨ペア)の間のギャップを表したもので、グローバル基準に対して米機関投資家、及びクジラ(大口投資家)のセンチメントおよびポジション傾向の分析に役立つものだ。

ビットコインが過去最高値を更新していた2021年のブル相場では、”Coinbase Premium”は50ドル以上のプレミアム(上乖離)に達している。

ビットコインETF需要は市場想定上回る

ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の需要は市場想定を上回り、総取引高は119億5000万ドルに達した。

米SEC(証券取引委員会)がビットコイン現物ETF(上場投資信託)を承認する前、一部のアナリストは年間100億ドルに達すると予測していたが、これを大幅に上回った。

ただし、JPモルガンのアナリストは、イーサリアムのETF承認にも懐疑的だ。

「イーサリアムがプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行し分散化に悪影響を及ぼした」「米SEC(証券取引委員会)に有価証券とみなされ提訴された暗号資産ステーキングサービスもあり、法廷で決着が付かない限り承認は難しいのではないか」としている。

関連:ビットコインETF、銀ETF超えて2位のコモディティETFに

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶべきトレード知識まとめ CoinPostアプリで個人投資家に優位性を

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/26 土曜日
13:20
米ナスダック、SECの仮想通貨規制緩和を歓迎も有価証券分類の明確化求める
米ナスダックがSECに対し、仮想通貨が「実質的に株式」である場合は同等の規制を適用すべきとのコメントレターを提出した。
11:40
世界初のXRP現物ETF、ブラジルで先行取引開始 米国承認前に実現
ブラジル証券取引所B3で世界初のXRP現物ETF「XRPH11」の取引が4月25日に開始。Hashdexが運用する本ファンドはナスダックのXRP指数に連動する。
11:25
スイス中銀総裁がビットコイン準備金提案に反対表明、国民投票イニシアチブの行方は
スイス国立銀行総裁が、ビットコインは準備金として不適合だとの見解を示した。一方で国民投票を目指す「ビットコイン・イニシアチブ」は署名活動を継続中だ。
11:15
オソフ上院議員が批判 トランプ大統領のミームコイン晩餐会は「弾劾されるべき違反」
ジョージア州代表のオソフ上院議員がトランプ大統領のTRUMPコイン保有者向け晩餐会を「弾劾に値する犯罪」と批判。上位220名の保有者を招待する計画に対し、民主党議員からは利益相反の懸念が高まり、SECへの調査要請も行われている。
10:45
「ストラテジー社によるビットコイン寡占は深刻なリスクにならず」──『ビットコイン・スタンダード』著者見解
サイフェディアン・アモウズ氏が、企業によるビットコイン寡占リスクについて見解を示した。トランプ関税政策を批判し、ビットコインによる米国債務問題の解決策についても言及している。
10:15
世界経済の不確実性はビットコインにとって追い風=ブラックロック幹部
ブラックロックの幹部が世界経済の不確実性がビットコインの価値上昇につながると指摘。フィンクCEOは先月、米国の債務管理失敗によりドルの準備通貨地位がビットコインに奪われる可能性を警告。市場の地政学的分断が進む中、低相関資産としてのビットコインの役割が注目される。
08:40
ブラックロックのビットコインETF、BTC総供給量の2.8%を保有
世界最大の資産運用会社ブラックロックのビットコインETF(IBIT)がBTCの総供給量の2.8%を保有。58万2000BTCに到達し、今週単日で6.4億ドルの資金流入を記録した。
08:02
リップル社のトップ「現時点でIPOの必要はない」
リップル社のプレジデントは、同社がIPOを行う計画は現在はないと語った。財務は健全な状態にあるとし、買収などを行なって事業を成長させることに集中すると話している。
07:55
2026年までに世界の企業が300万BTC保有を予測 ビットコイン・マガジンCEO
ビットコイン・マガジンのベイリーCEOが上場企業によるビットコイン保有が急増すると予測。現在の70万BTCから2026年末には200万〜300万BTCに拡大の可能性。
07:25
ドラゴンチェーン(DRGN )価格が2倍以上急騰、米SECの訴訟取り下げを受け
米SECとドラゴンチェーンが4月24日、新政権下の「政策的観点」を理由に2022年から続く未登録証券訴訟の取り下げを共同申請した。
06:40
米SEC新委員長初参加の円卓会議、仮想通貨業界に「大きな恩恵」期待──前任ゲンスラー氏の厳格路線を批判
米SEC新委員長アトキンス氏が就任4日目の円卓会議で仮想通貨からの「大きな恩恵」を期待すると発言。バイデン政権下の厳格路線を批判し、「目的に合った合理的な規制枠組み」確立を目指す。
06:10
前週比65%以上高騰、仮想通貨SUI(スイ)がビットコインやイーサリアムを大幅アウトパフォーム その背景は?
仮想通貨Suiが週間66%高騰し主要銘柄を上回る急成長。グレースケールSUIトラスト設立やxPortalマスターカード提携がけん引。TVLは40%増、DEX取引量は177%増と実需も拡大中。「次のソラナ」との期待も。
04/25 金曜日
21:03
コインチェック、PEPEなど4銘柄を新規取扱いへ
仮想通貨取引所コインチェックは5月13日、PEPE・MASK・MANA・GRTの取り扱いを開始する。取引所の板取引銘柄は25へ拡大し、販売所・つみたて・貸暗号資産など全サービスで対応。
13:44
取引所のビットコイン残高が過去6年の最低水準に、企業購入加速も懐疑的な見方浮上
フィデリティの報告によると、取引所のビットコイン供給量が2018年以来最低の約260万BTCに減少した。上場企業による大量購入が背景にあり、この傾向は今後加速するとフィデリティは予測している。
11:30
ステーブルコイン市場、2030年まで最大500兆円規模へ シティが成長シナリオを予測
シティグループが、ステーブルコイン市場は2030年までに最大3.7兆ドル規模に成長すると予測した。また、そのうち米ドル建てコインが90%のシェアを維持すると見ている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧