CoinPostで今最も読まれています

乱高下する仮想通貨市場:感情コントロールに必要な『6の心得』

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引に必要な6つの心得
仮想通貨市場は一攫千金のチャンスが転がっている一方で、一夜で退場するリスクなど、暴騰・暴落も珍しくない。そんな中、海外メディアで紹介された仮想通貨取引に必要な「6の心得」が反響を呼んでいる。

仮想通貨取引に必要な6つの心得

ボラティリティやリスクが高い一方で、成長性、将来性が期待できるとされている仮想通貨は、現在、世界で最も注目される投資対象の一つと言っても過言ではない。

特に、昨年2017年末の仮想通貨価格の急激な高まりは、多くの注目を集め、莫大な富を築いた人々も少なくはない。しかし一方で、その高まりの最中に仮想通貨を始め、2018年の仮想通貨価格下落で大きな損失を被っている人々が多いのも事実である。

仮想通貨取引が短期的であれ長期的であれ、FOMOやFUDなどのノイズに惑わされず、感情をコントロールし、スピードの非常に早い仮想通貨市場と向き合っていくことは、非常に重要であると言える。

そんな中、海外メディアGOOD AUDIENCEにて、その感情をコントロールする際に必要な6つの心得が紹介された。

1. 計画を立てる

まず仮想通貨売買を行う前に、「計画を立てる」ことが必要であるとされた。

例えば、仮想通貨投資は、トレードを行うのか、短中期売買か、長期で保有するのかの決断がいる。そして、自分が現時点でどれほどの貯金を有しているかを把握し、その資金を最悪失っても生活していくことができるか、仮想通貨が本当に最良の投資先であるのかを自問自答することも大切であると指摘されている。

2. 徹底的に調べる

次に、どの仮想通貨を購入するのかを決める際に「徹底的に調べる」ことが重要であると主張した。

ホワイトペーパーやWebサイトを通じて、その仮想通貨が、どのような問題を解決するため、またはどのような目的を果たすために開発されているのか、達成のために、どのようなバックグラウンドを持つ人々が開発しているのかなどを知ることは、投資する際に必要不可欠な情報である。

そして、その仮想通貨の根本にある技術が優良であるか、強いコミュニティを有しているかなども、仮想通貨の成功を左右する条件に含まれていると記述された。

3. 適切な仮想通貨取引所の選定

仮想通貨取引所の選定する際に、取引所の属する地域、提供される取引ペア、セキュリティの高さを気にかけることは、自分の投資プランの順守、そして自身の資産を守る上で、重要な要素となってくる。

まず仮想通貨業界は、規制の面では世界中で確立した規制がない地域が多く、未だほとんどの規制機関が不透明性を払拭できていない。よって、自分が住んでいる地域に基盤を置く仮想通貨取引所を使用することで、各国の法に則った取引を行うことができ、自国の法定通貨対応によって便利さも増す。

さらに、もしトレーダーとして参入し、数多くの取引ペアで取引を行いたいのであれば、提供取引ペアが多い取引所を使用すべきであり、逆に、ある仮想通貨の長期保有を考えているのであれば、取引ペアが少ない取引所でも事足りるだろう。

そして最も重要なのが、そのセキュリティである。その取引所がログイン時にどのような方法を取っているのか、過去にハッキング履歴があるか否か、その際の対応がどのようなものであったかなども考慮すべきだ。

セキュリティの一面として、顧客対応(カスタマーサービス)が良いというのも、評価ポイントとなる。

4. 限界を知る

1で述べたように、自身の資金を適切に把握し、「最大どれほどの資金を投じることができるのか」をあらかじめ決めておくことが大切だ。

仮想通貨投資は、既述の通り、非常にリスクの高い投資であるため、投資金を失っても良いと思えるような額で望まなければならない。そして、一度決めた投資限度額は、何があっても超えるべきではないのである。

5. 損切りを設定する

ボラティリティの高い仮想通貨は、短時間で急激に価格下落を記録する恐れがあるため、損切り設定(指値)をしておくことで、多額の資産の損失を防ぐことができる。

仮想通貨を購入し、損切り設定しておき、価格が上昇すれば、新たに損切りラインを設定すると、利益の確保や想定外の損失に対応することが可能になる。

6. チャートに取り付かない

仮想通貨業界は、既述の通り、非常にスピードの早い業界であるため、一瞬で大きく値上がりや値下がりが起きることがある。

つまり、一瞬で大きな利益を得ることや、一瞬で大きな損失を出すことも可能なのだ。しかし、その瞬間を見逃さないために、四六時中チャートに取り付いていると、鼓動を速め、感情のコントロールを難解にさせ、狼狽売りや高値掴みの可能性を高めてしまうと考えられている。

このように、仮想通貨投資には、大きなチャンスがあると同時に、大きなリスクも存在している。

よって、あらかじめ自分の中で計画を立て、ルールを決めて納得いくまで調査し、適切な取引所で自分の決めた仮想通貨を売買し、自分の感情と上手に向き合っていくことが大切であると言えるだろう。

CoinPostの関連記事

仮想通貨のクジラが「取引所外の売買と新品コイン」を好む理由:最大20%のプレミアムも
米DRWの仮想通貨部門責任者は、「仮想通貨市場全体が、プロの世界になりつつある。”西部開拓時代”は終わりを告げた。」と述べた。大口の最新傾向に、今まで知られざる一面も明らかに。
仮想通貨市場の起爆剤『ビットコインETF』はなぜ承認されないのか:今後の展望と最新状況
コインチェック事件以降、暴落と低迷を続けている今年の仮想通貨市場において、市場回復の最も大きな要因として期待視されるビットコインETF。未だ米SECが承認しない理由や今後の課題をまとめた。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
09:30
Runesデビュー1週間、ビットコインネットワークで200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア