CoinPostで今最も読まれています

トランプ大統領が掲げる「国境の壁」建設費用で仮想通貨”ウォール・コイン”の導入を検討|米ブロックチェーン親交派議員

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨「ウォール・コイン」での資金調達も選択肢の一つであると示唆
米国のWarren Davidson議員がアメリカとメキシコの国境間の壁建設に向けた資金案の中で、仮想通貨やブロックチェーンを駆使した寄付募集も選択肢の一つだと言及した。仮想通貨に対して友好的な規制を呼びかける同議員のこれまでの動向も掲載。

アメリカ南部の壁建設の費用、仮想通貨を駆使して資金募る可能性はあるか

仮想通貨に対して前向きな意見を持つオハイオ州代表のWarren Davidson国会議員が海外ニュースメディアNPRとのインタビュー内でトランプ大統領が掲げる「国境の壁」建設の費用を仮想通貨(壁コイン)を利用して募るアイデアもある事を明らかにした。

隣国メキシコとの国境の間に「壁」を建設しようと尽力しているトランプ大統領は、自身の予算案が可決されない場合、政府機関の閉鎖も辞さないという強硬姿勢を示す中での代案を挙げる形となった。

私は一つの妥協案として「Buy a Brick、Build a Wall」法案を考案し、これはアメリカ市民やそのほかの人々が自由に国境の壁建設に向けて募金を可能にする案だ。

クラウドファンディング・サイトのような感じだ。ブロックチェーンでもできるし、「ウォール・コイン」もあってもいいかもしれない。しかし肝心なのはお金を集めることで、もしかしたら財務省が直接集める体制となったらメキシコ・ペソでの支払いも可能となるかもしれない。

上述の「Buy a Brick、Build a Wall」案はDavidson議員によって先月末、 壁建設に向け米財務省が公共の寄付を可能にする法案として国会に提出されている。

Davidson議員、過去の動き

Warren Davidson議員はオハイオ州を代表する保守派の米国会議員で、国境の壁建設計画を進めるトランプ大統領を支持すると共に、仮想通貨技術も推奨している議員である。

仮想通貨のICO規制に関して「軽く」規制すべきだと度々発言している他、それを強調するかの様に先週ICOを有価証券としてではなく、新たな独自の資産クラスとして規制する法案も提出している。

またオハイオ州の議員であるDavidson議員は9月末に仮想通貨を題目としたラウンドテーブル(小規模の会合)を主催し、ウォール街の大手企業や仮想通貨企業の要人45名が集結し仮想通貨の規制に関する問題について意見を交わす場を設けた。

さらに11月、同議員が代表するオハイオ州でも米国の州では初めて仮想通貨のビットコインを納税方法の一つの手段として受け入れる事を発表している。

米国ではDavidson議員以外にも仮想通貨の規制を進めている議員は多数おり、直近では先週フロリダの国会議員であるDarren Soto議員とノースキャロライナ州代表の国会議員Ted Budd氏が仮想通貨市場における価格操作の防止を促進する法案を2つ提出している。

米国における政府の動きは米証券取引委員会の動きに目が傾きやすいかもしれないが、国会レベルでの規制も可能であることは覚えながら、仮想通貨の法整備が整うことを期待していきたい。

CoinPostの関連記事

米国会議員二人が仮想通貨の市場操作にメス|2つの新法案提出
米時間6日、国会民主党議員Darren Soto氏と共和党議員Ted Budd氏が協力しあって新しい2つの法案を提出した。1つは仮想通貨の市場操作防止で、2つ目は最適な仮想通貨規制を作成していく為に各国の規制を調査し国会へ提案させるもの。この様な動きは法的規制を健全化し、新たなイノベーションを促しうると期待される。
米オハイオ州、初のビットコインによる納税可能へ|「仮想通貨を正当な一種の通貨」と認識
オハイオ州政府が、米国において初めてビットコインを決済方法と見なし、仮想通貨による税金の支払いを可能にすると判明した。弱気市場が続く中、ビットコインを「正当な通貨」として認識したことに注目が集まる。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者8,000名突破。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
09:30
Runesデビュー1週間、ビットコインネットワークで200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア