CoinPostで今最も読まれています

本田圭佑氏がブロックチェーン・ファンド設立を表明 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

サッカー元日本代表本田圭佑氏がファンド設立を発表
サッカー元日本代表の本田圭佑氏とブロックチェーン起業家の大日方祐介氏が新たなブロックチェーン・ファンドの設立を発表。業界に対する今後の展望やブロックチェーン技術に対する期待を示した。

本田圭佑氏、ブロックチェーンファンド設立を表明

サッカー元日本代表の本田 圭佑氏がブロックチェーン起業家の大日方 祐介氏とAdvertising week asiaカンファレンスにて新たなブロックチェーンファンドの設立を発表した。

Advertising Week Asiaカンファレンス最終日となった5月30日、大勢の報道陣が集まる中カンファレンス最後の登壇者として、サッカー指導者や投資家としても定評のある本田氏が登場。

多くの拍手で迎えられ、報道陣はテレビ、スポーツ雑誌など多くの報道陣とカンファレンス来場客で300人の席がいっぱいとなった。

現役のサッカー選手として2018-19年シーズン一杯でメルボルン・ビクトリーとの契約が満了し退団することが決定している中、新天地での発表を期待していた報道陣の期待を余所に、今回は経営者の「本田圭佑」として登壇。今後進めていく動きとして新たなブロックチェーンファンドを発表した。

以前より仮想通貨取引所BITPointのCMに出演した経緯などからブロックチェーン技術に興味を示しており、一緒に描く未来を叶える仲間として「クリプト・キャピタリスト」の大日方 祐介氏を壇上に迎えた。対談では特別、ブロックチェーンファンドの今後の予定や出資先などについての詳しい説明は語られなかったが、本田氏のブロックチェーン企業へ今後投資する上でファンドの設立メンバーとしてNode TokyoやCrypto Ageの創設者である大日方氏への信頼を明らかにした。

出典:CoinPost撮影

特に最後の質疑応答の時間での 大日方氏が自身の「思う未来やソリューションに共感してくれた数少ない人の一人」だったことが大きかったと説明した。

大日方氏は2014年ごろからこの業界に関わっており、2017年にCryptoageというブロックチェーン・クリプトエコノミー領域の海外での最新情報や一次情報を共有しながら、未来を考察する新しいコミュニティを創設。その後2018年にNode Tokyoという国際ブロックチェーンカンファレンスを主催した。

海外でも日本人として多くのカンファレンスにゲストとして登壇し日本のブロックチェーン事業についても積極的に世界へ発進をしている。

サッカーにブロックチェーンを

さらに新ファンドの話題以外でも、本田氏は「サッカー x ブロックチェーン」というテーマで今後どのような将来を描いているか理想像を披露。「イメージしたからと行って公約するわけではないですが」と前置きをしながらも以下のように語った。

サッカークラブを分散型で経営したい。

ファンってクラブオーナーになれないのがおかしいなと思うんです。感覚的にはオーナーよりもオーナーになりたいんじゃないかと思って(パッションがある)、そしてそこにトークンを保有することでいわゆるオーナーシップが変わってサッカークラブの意思決定を投票して決めるようなことはできるのではないかと思う。

ブロックチェーンの技術によりサッカーだけでなく、スポーツクラブの経営スタイルが変えられるようになるのではないか。

ブロックチェーン技術とシナジーの高い分散型システムをサッカークラブに応用するという独特な意見を示した。 経営者、プロサッカー選手、そしてカンボジア代表監督を務めるなどサッカー指導者としての経験を持つ本田氏ならではの考えだと言えるだろう。

現在ブロックチェーン業界では分散型の団体のマネジメント・運営が行われている。イーサリアムベースのプロジェクトを包括的にサポートする大手企業Consensysや米SECからの摘発などで波紋を呼んだDAO(自律分散型組織)などの取り組みが挙げられる。

現段階では実現には至っていないものの、一流のサッカー選手として世界の最前線を経験している本田氏が展望する未来は大変興味深い。

ブロックチェーン関連の取り組み

本田氏は以前から個人でもエンジェル投資家として50社を超える企業に投資しているほか、昨年はハリウッドの有名俳優・実業家のウィルスミス氏とベンチャーキャピタルを立ち上げているなど積極的に投資活動を行なっている。

またファンド経営の他にも、プロサッカー選手として世界を渡り歩いて日本と後進国のギャップを知った本田氏は、発展途上国への支援を生涯を通して行きたいと心に決めたという。

ブロックチェーンへの投資は以前より行っており、すでに発表されている企業としてはQuantstamp社がある(2018年2月)。現在では日本支社も設立され、ブロックチェーンコワーキングスペースNeutrinoにて活動をしているスタートアップ企業だ。なお本田氏にこのQuantstamp社チームを紹介した人物も大日方氏だったことも確認されている。

またその他にも本田氏はブロックチェーン技術を活用したファン・エコノミー・プラットフォーム「フィナンシェ」にも投資家兼アドバイザーに就任していた。

サッカー選手だけでなく経営者としても注目される本田氏がブロックチェーン業界では常に中心の存在として活動をしている大日方氏と共同していくことで、ブロックチェーン技術への期待はさらに高まる。今後明らかとなるファンドに関する詳細も気になるところだ。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
07:30
円安158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧