CoinPostで今最も読まれています

Solanaの最大級ハッカソン Radar Hackathonいよいよ大詰め、締め切り迫る|週間ソラナニュース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、Soylana Japan(@SoylanaJapan)プロジェクトが、CoinPostに寄稿した記事です。

Solana Weekly News (2024/9/30–10/6)

今週のSolanaは、年に一度のオフラインイベント「Breakpoint」から1週間が経ち、最大級のオンラインハッカソン「Radar Hackathon」の締め切りが数日後に迫る中、全体的にBUIDLモードに入っており、ニュースはやや控えめでした。

しかし、Radar Hackathon参加の新規プロジェクトがTwitterなどで活動を開始したり、Mainnetでプロダクトのデモをリリースする動きが見られており、Solanaに新たなプロジェクトが次々と誕生することへの期待が高まっています。

週間ニュースダイジェスト

Magic Eden トークンを延期しテストトークンの配布を10月に行うと発表

SolanaのNFTマーケットプレイスであるMagicEdenが、予定していたトークンのエアドロップを12月に延期すると発表しました。

併せて、10月にテストトークンを用いたエアドロップ機能のテストも行うと発表しました。

今回のエアドロップは、MagicEdenが提供するモバイル向けウォレットであるMagic Eden Walletを通じて行われるため、従来のエアドロップとは異なりテストが必要とされているためこのようなスケジュール変更となったようです。

テストで配布されるテストトークン自体は無価値のものと想定されていますが、以前Jupiterがテストを行った際に使われたMockJUPが市場で売買された例があるため、MagicEdenのテストトークンでも同様の動きが見られる可能性が指摘されています。

そのため,テストに関するアナウンスも見逃さないよう注意が必要です。ちなみに,MagicEdenのトークンはSolana上のSPLトークンであることがBreakpointで発表されています。

Radar Hackathonに向けて各地でSuperteamがプロジェクトのサポートを実施中

10月9日にプロジェクト提出の締め切りを迎える「Radar Hackathon」に向けて、各地でSuperteam主導のHackathon参加者向けのサポートが実施されています。

これはSolanaのビルダーコミュニティの特徴でコミュニティ全体でBUIDLするプロジェクトをサポートするものです.

実際に非常に密なサポートが行われており、参加者たちが力を合わせて取り組む姿が見られます。

Superteam JPも、連日「Buildstation」を開催しており、恵比寿のカフェでSuperteam JPメンバーや日本に滞在しているプロジェクト関係者から直接アドバイスを受けられる場が提供されています。

様々な都市で開催されているCO-HACK

Superteam UKによるBuildstation

Superteam JPによるBuildstationの様子,Solana Virtual Machineを用いたL2のEclipseのFounder等も駆けつけて,参加者にコメントやアドバイスをしています.

Solanaがエコシステムのレポート State of Solana Breakpoint Editionを公開

Solanaが「State of Solana Breakpoint Edition」というレポートを公開しました。

このレポートには、BlackRockやSecuritizeのBUIDL活動、Breakpointで発表されたFranklin TempletonのFOBXXなど、トークン化ファンドや機関投資家の参入状況が詳しく紹介されています。

今年のBreakpointでは、機関投資家のSolanaへの参入発表が複数あり、現在Solanaエコシステム内で大きな話題となっています。

また、Solana Mobileの第2世代「Seeker」のスペックや予約状況、そしてSolana全体のエコシステムの成長にも焦点が当てられています。

特に注目すべき点として、2024Q3にSolanaプロジェクトが過去2年間で最大の資金調達額を達成したことが報告されていることで、Solanaへの関心がますます高まっていることが数字で見えてきています。

Jupiterが未claim分のJUPトークンをステーキング報酬として利用することを決定

DEXアグリゲーターのJupiterのDAOであるJupiterDAOの投票において,今年1月に行ったエアドロップで未クレームだったJUPトークンを今後の1年間JUPトークンをステーキングし、ガバナンス投票に参加している人々への報酬として利用するということが可決されました。

約215M JUPトークン(各クオーターごとに50M)が、ステーキング報酬として配布される予定です。

Jito Restaking Platform パートナーシップ続々と発表

今週はJitoのRestaking Platformへの参加が続々と発表されています。

ノードオペレーターとしては、SolanaのRPC/Validator運用を行うHeliusや、Validator運用のFigment、Renzoがすでに参加を表明しています。

HeliusのFounderのMert氏はSolanaではカリスマとして知られており,HeliusのJito Restaking platformへの参加はエコシステムにとって非常にインパクトのあるニュースでした。

また、サービスとしては、オン/オフランプサービスを提供するSphereの既存金融との互換性を目指した決済プロトコル向けSVMの「Spherenet」、ゲーム向けSolanaのL2である「Sonic」、Squadsの「Squads Policy Network」などがRestakign Plaformの利用を既に発表しています。

プラットフォームのノードオペレーターと利用者の両方が次々に発表され、期待が高まってきていると言えます。

DialectがBlink上で複数行動可能にするAction Chainingを実装

Blinkは「Blockchain Links」の略で、リンクを貼ることでユーザーがそのリンク経由でトランザクションを簡単に発行できる技術です。これにより、Twitter上からDeFiのアクションを実行したり、NFTをミントしたりすることが可能です。従来はそのリンク上での行動が1回に限定されていたため、用途が限られていました。

しかし、今回発表された「Action Chaining」では、ユーザーの行動に応じて次のアクションを変化させ、さらにアクションを実行できるようになりました。

例えば、Blinkを使ってトークンをスワップした後、そのトークンをステーキングするなどの一連の操作が可能になります。 これにより、Blinkの活用範囲が大幅に広がることが期待されています。

その他のSolana関連ニュース

Ackeeが「Solana School Season 6」を開催,オンラインで無料でSolanaの実装が学べる

Raydium, wormholeとcircleと共同でEVM to Solanaのcross chain swapであるteleportを発表

CEX LSTであるbinanceのbnSOLお呼びbybitのbbSOLの利用が既に$112Mを突破

Mango MarketでSwitchboard oracleの不具合による清算が発生 (リンクなし)

関連:ソラナ(SOL)おすすめ取引所、手数料・ステーキング・出庫機能を徹底比較

寄稿者:Soylana JapanSoylanaJapan
Soylana JapanはSolanaおよびSolana DeFiの情報を日本語で発信するプロジェクトです。X(旧Twitter)で毎日最新のニュースを日本語でお届けしています。Superteam Japanと連携し記事の翻訳や日本語コンテンツの拡充などの活動も行っています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
16:01
メルカリの「ビットコイン決済」とDEAの「ピクトレ」グッドデザイン賞を獲得
2024年度グッドデザイン賞で、メルカリのビットコイン決済サービスとDEAの社会貢献ゲームが受賞。暗号資産とブロックチェーン技術の実用性と革新性が評価される。
15:04
コインチェック、Wizardry新作『エクウィズ』のゲーム内通貨「BCトークン」取扱い開始、
暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックが、ブロックチェーンゲーム『エクウィズ』の通貨BCトークンの取り扱いを開始。BCトークンの国内取引所上場は初めて。
14:20
ソラナ主要ミームコインBONKの投資信託、米SECが販売を許可
ソラナの主要仮想通貨ミームコインBONKについて、米国で初めて現物ETP(上場取引型金融商品)がSECに承認され販売開始した。
14:15
きたる米大統領選「トランプ氏勝利なら仮想通貨市場に追い風」=グレースケール・レポート
米資産運用会社グレースケールは、来月の米国選挙結果が仮想通貨市場にどのような影響を与えるかについて考察したレポートを発表。トランプ氏が勝利すれば、ビットコインと仮想通貨に追い風となる可能性があると主張した。
13:15
あおぞら銀行とG.U.Group、ステーブルコイン発行に向けた合意書を締結
あおぞら銀行とG.U.Groupが信託型ステーブルコイン発行の検討で合意。Japan Open Chain上での展開を目指している。
11:55
米コインベース、SECに対し略式判決申立てを検討 仮想通貨調査記録の開示求める訴訟
米コインベースがSECを相手取った訴訟で略式判決を検討。仮想通貨規制の透明性向上を目指し、調査記録の開示を要求。
11:30
Sui、590億円超相当のトークン売却を否定
Suiのプロジェクトは、590億円超相当の仮想通貨SUIを内部メンバーが売却したとの主張を否定。内部メンバーがトークンに関するルールに違反することはないと強調している。
10:25
FTX、40億円相当のソラナを償還 取引所へ移動か
破綻した仮想通貨取引所FTXが大量のソラナをステーキングアドレスから償還。取引所へ移動し売却する可能性がある。
08:00
XRPやアバランチ含む複合型ETFを申請、米グレースケール
ETFの申請対象となるのは、「Digital Large Cap Fund」と呼ばれる5.24億ドル(780億円)規模の仮想通貨バスケット型投資信託。ビットコインが約75%、イーサリアムが約19%を占め、残りをソラナ、XRP、アバランチで構成している。
07:15
中国、約125兆円を追加調達の可能性
中国は特別国債を発行して、今後3年間で約125兆円を追加調達する可能性があることがわかった。仮想通貨の投資家やアナリストも中国の動向に注目している。
07:00
リップル、独自ステーブルコイン「RLUSD」の上場取引所を発表
米ブロックチェーン企業リップルは、独自の米ドルステーブルコイン「RLUSD」の立ち上げに先立ち、提携取引所とマーケットメーカーを発表した
06:25
米テスラ、2年ぶりにビットコインを移動 1000億円以上
イーロン・マスク氏率いる米テスラは、2年ぶりに仮想通貨ビットコインを大量に移動したことが確認された。
06:05
米国初のライトコイン現物ETF、Canary CapitalがSECへ申請
オーストラリアの暗号資産(仮想通貨)投資企業Canary Capitalは15日、ライトコインの現物ETFの申請書を米証券取引委員会に提出した。
10/15 火曜日
17:00
米大統領候補ハリス氏が暗号資産規制に言及 枠組みの支持と投資家保護を明言
米民主党大統領候補ハリス氏が仮想通貨投資家保護を表明。黒人男性有権者の支持獲得を狙う政策の一環として提唱された。
16:30
メタプラネット、10億円のビットコイン追加購入
本日ストップ高を付けたメタプラネットは、10億円分のビットコインを買い増し、保有量855 BTCに達したことを発表した。米国ETFへの資金流入や大統領選などの影響でビットコイン価格が上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア