ビットコインの好材料
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは21日、CNBCのインタビューで、ビットコイン(BTC)の価格は長期的には1BTC=数百万ドル(数億円)のレンジ(範囲)まで上昇するだろうとの見方を示した。
これまでビットコインは非常に大きな発展を遂げているが、今後もETFなどを通して機関投資家が多く参入してくると予測。特に、仮想通貨に肯定的なドナルド・トランプ氏が米大統領に就任したことが追い風になるとみているようだ。
アームストロング氏は今回、具体的な金額や到達期間には言及せずにビットコイン価格を予想。相場の追い風になる材料には、米国で仮想通貨規制が明確にされるとみられること、米国がビットコインを戦略準備金として保有する動きがあることも挙げた。
そして、米国がビットコインを保有することになれば、G20の国が後に続くと予測。インタビュー時に参加しているダボス会議で様々な国の財務大臣と話し、ビットコインの保有に対し関心が高まっていることがわかったとも語った。
G20には、米国や日本の他に中国、インド、ロシアらが含まれる。
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期待する大統領令
今回のインタビューで、期待する大統領令の内容について聞かれたアームストロング氏は「まずは、米政府機関に対し、仮想通貨規制の明確なルールを作成するように指示すること」だと語った。
そして、バイデン政権下の過去4年間は、規制が明確ではないことを武器に、コインベースのような善良な企業まで攻撃を受けたと振り返っている。
アームストロング氏は仮想通貨規制が明確になれば米国にさらに資金が流入したり、新興企業が増加したりすると期待を示した。
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