CoinPostで今最も読まれています

業界別3大覇権通貨ビットコイン、イーサリアム、モネロの利点・欠点

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

最も貯蔵価値に優れるビットコイン
現在ビットコインは市場で最も高いハッシュレート(43億GHz)を持つため、現状最も安全でハックに強い仮想通貨です。
最も優れたDApps、イーサリアム
イーサリアムプロジェクト“Metropolis”は仮想通貨利用をより安易にさせるため、今後イーサリアム値が高騰することが考えられます。
最もプライバシー性能が高いMonero(XMR)
取引履歴などの個人情報やMonero口座を開くために特別なプライベートキー(view key)が必要になり、送金主、送金額、入金先などの個人情報は全てパスワードで守られます。

2008年、ビットコインが誕生して以来、個人事業主が独自の仮想通貨を作成することが安易になっています。

市場に流通するトークンをコピーし、パラメーターを調整するだけで独自の仮想通貨を作ることができます。

これにより、ウェブ上に流通する仮想通貨は多量に増え、どの通貨が安全、信頼、利益的か判断をすることが難しい状況になっています。

残念ながら、新しく誕生する多くの仮想通貨は詐欺であることが現状です。時に不正な通貨は、良く管理され高い認知度を得ることがあります。

一部の不正コインは個人情報を奪い、一部の不正コインは(本来存在しない)価値があるように見せることに優れます。

コインを判断する際に考慮すべき要素は3つ存在します。それは貯蔵価値、DApps(分散型アプリケーション)、そしてプライバシーです。

最も貯蔵価値に優れるビットコイン

ビットコインは市場に登場した最初のコインで、その他多くの仮想通貨はビットコインコードを基盤としている通貨が殆どです。

さらにビットコインは市場で最も高いハッシュレート(43億GHz)を持つため、多くのマイナーの計算力からビットコインは現状最も安全でハッキングに強い仮想通貨でしょう。

ビットコインは初代の仮想通貨で、アルトコインはビットコインのブループリントを基にしているため、多くの取引所はビットコインを基軸通貨としてアルトコインの取引を行います。

アルトコイン同士で取引をすることはほとんどなく、大きな取引所でも少数のアルトコインペアがある程度となります。よってビットコインが人気になれば、比例してアルトコインの人気も上がります。

逆に言えば価格下落もフィアット建で見ると影響が及ぶため、BTCの価格変動は市場全体にとって重要な位置を占めています。

ビットコインの利点

  • ビットコインは全ての仮想通貨のベース
  • 初代仮想通貨のため、ビットコインは最も安全なブロックチェーンであり、最大のハッシュレートを持つ
  • 2008年から流通するし長い目で研究されているため、詐欺ではない

ビットコインの欠点

  • ビットコインのブロックチェーンサイズ(1MB)は巨大なため、毎秒3取引に制限される
  • 1MBのブロックサイズにより手数料が高騰
  • 1MBブックサイズにより取引が遅延

これらのブロックチェーン問題は他のコインに比べて、ビットコイン取引・マイニングを遅らせます。

最も優れたDApps、イーサリアム

仮想通貨を利用する大きなアドバンテージは、政府などの中央政権にコントロールされないため、国や政府が通貨の価値に影響を及ぼすことがない点です。

この特性は仮想通貨を動かす分散型アプリケーション(DApps)と呼ばれるソフトウェアに由来します。

仮想通貨アプリケーションがどれほど分散されているかは、利用するユーザー数とその価値が定めます。

特定の仮想通貨に関る開発者が多ければ多いほど、より分散されます。

オープンソースコードにも同じことが当てはまり、より多くの開発者が関わればコード変更も安易になります。

残念ながら、イーサリアムのコード言語の読解は困難なため、イーサリアムをコピーするには一定以上の知識が必要です。

イーサリアムプロジェクト“Metropolis”は仮想通貨利用をより安易にさせるため、今後イーサリアムの価格が高騰することが考えられます。

イーサリアムの利点

  • イーサリアムはビットコインの次に高いハッシュレートを持つ
  • イーサリアムはうまく管理され、明確なリーダシップチームに先導される
  • イーサリアムは市場内最高のDAppsを開発・リリース
  • マイクロソフトを始めとする大手企業が支援

イーサリアムの欠点

  • コード言語を習得するのが困難
  • 科学技術知識がある方以外にとってシステムは複雑

最もプライバシー性能が高いMonero(XMR)

Moneroは“改善をするためには欠点が伴う”という概念の最も典型的な例です。

Moneroの場合、プライバシーが足される度に、通貨の利便性が少しづつ減少します。

一方で、Moneroはダイナミックなブロックチェーンサイズを持つため、Moneroはビットコインやアルトコインが成長することに対して持つ懸念を考慮することなく、急激に成長することが可能です。

つまりMoneroが成長しても手数料は変わらず、ネットワーク運営を妨げないことを意味します。

さらにMoneroマイニングの報酬に影響せず、その価値は独自で維持されます。

Monero最大の利点は、ユーザーへ莫大なプライバシーを与える事です。

取引履歴などの個人情報やMonero口座を開くために特別なプライベートキー(view key)が必要になります。

送金主、送金額、入金先などの個人情報は全てパスワードで守られます。FBIはMoneroの取引履歴を見れないため、企業名を挙げて懸念を表しました。

この水準はセキュリティ面に優れる反面、Moneroの利便性を妨げることになります、なぜならユーザーは複雑な手順を踏む必要があるからです。

もしあなたが完全な匿名性を求めているなら、Moneroを選択すべきです。

また匿名通貨の中で、モネロはマルチシグ機能を追加しており、闇サイトなどダークネットがモネロに集約することが予想されています。

Moneroの利点

  • ダイナミックなブロックチェーンサイズにより、 Moneroはスケーラブル
  • 誰が利用しようとMoneroはプライベート(非公開)
  • 代替可能
  • MoneroマイニングはGPUを必要としない
  • マルチシグの採用

Moneroの欠点

  • MoneroのGUIは不完全なため改善点が多い
  • Moneroの利便性は低く、通常の取引よりコツが必要

Cryptocurrency Holy Trinity – Store Value, Payment Privacy & DAPPs?

Bitcoinexchange guide

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧