CoinPostで今最も読まれています

ゴールドマンサックス社:取締役会の承認を得てビットコイン市場へ参入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

GS社がBTCの投資商品を提供
ウォール街を代表する金融機関であるゴールドマンサックス社がビットコインの取引事業へ参入する予定であることを明らかにしました。
GS社が提供するBTC商品とは
GS社によって提供される投資商品は、先物の一種である”NDF(ノンデリバラブル・フォワード)取引“が想定されています。この投資商品はビットコイン現物を取り扱うものではなく、あくまでビットコインの価格と連動する商品としての性質を持っており、GS社は自己資本を用いてこの投資商品を構築します。

GS社がBTCの投資商品を提供

ウォール街の雄が、ビットコイン取引の提供へ向け動き出したようです。

アメリカを代表する大手金融機関のゴールドマンサックス社(以下GS社)は、ビットコインの取引事業へ参入する予定であることを明らかにしました。

New York Timesが2日、報道しました。

GS社はヘッジファンドや機関投資家などから多くの資金を調達しており、GS社の取締役会は仮想通貨のデリバティブ商品の提供に賛成しました。

同紙の報道によると、GS社は自己資本を基にして、ビットコイン価格と相関がある投資商品の提供に向け準備を進めているようです。

GS社によって提供される投資商品は、先物の一種である”NDF(ノンデリバラブル・フォワード)取引“が市場関係者の中で想定されています。

NDF取引とは

NDF取引とは、Non Deliverable Forwardの略、為替先渡(為替予約)取引の一つ。NDF取引は、流通量に制限があったり、取引量が少ない通貨などによく用いられており、あらかじめ決められた取引価格(NDF価格)と、決済時の実勢価格との差額を差金決済する取引です。元本の受渡しが無い為、取引の相手方が破綻したり、契約が履行されないといったようなリスク(カウンターパーティーリスク)が無い事が特徴です。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

この投資商品はビットコイン現物を取り扱うものではなく、あくまでビットコインの価格と連動する商品としての性質を持っており、GS社は自己資本を用いてこの投資商品を構築します。

仮想通貨の現物取引の提供には、その管理リスクなどが常に付きまとうものの、GS社は最終的にビットコインの”現物取引”の提供までを構想しています。

ゴールドマンサックス社は、昨年の12月頃から仮想通貨取引事業へ参入する噂が囁かれていましたが、GS社の役員は過去にその噂を正式に否定していました。

CoinPostの参考記事

ゴールドマンサックスが仮想通貨取引事業参入ヘ好意的な姿勢を示す
ゴールドマンサックスのクライアントはビットコインベースの取引サービスを求め、ゴールドマンサックスの最高財務責任者チャベス氏も仮想通貨取引事業の参入ヘ好意的な姿勢を示しています。

GS社の意向

GS社のビットコイン・トレード部門の設立に努めているRana Yared氏は

私自身も、ビットコインが文字通り世界を変えると確信しているわけではありません。

トレード部門の設立に関わっている社員の中で、未だビットコイン商品の提供に関して懐疑的な意見を持っている人も少なくありません。

との見解を示しており、仮想通貨のもつポテンシャルを認めつつも、全面的な信頼を置いているわけではないようです

しかし、過去2年間の中で、多くの機関投資家やヘッジファンドが仮想通貨に興味を示すようになり、テクノロジー企業の中でも積極的にビットコインのサービスを顧客へ提供し始めました。

また、CME、CBOIといった米国の金融商品取引所においてもビットコイン先物取引が開始されるなど、その影響力は年々増しています。

Yared氏は

多くの顧客がビットコインを”資産を貯蔵する代替品“として保有したい、と考えているように、我々もビットコインは金のような価値を持つ商品の代替品になり得ると考えています。

また、米国の規制当局による承認を得ることができれば、GS社はビットコインの派生商品だけでなく、ビットコインの”現物取引“を取り扱えるようになるでしょう。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧