CoinPostで今最も読まれています

米FBI、ビットコインATMを悪用した振り込め詐欺に警鐘鳴らす

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨振り込め詐欺に警戒呼びかけ

米連邦捜査局(FBI)は4日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のATMとQRコードを使用した振り込め詐欺が増えているとして、注意喚起した。

ビットコインATMとは

一般的な現金自動預け払い機(ATM)と同様の感覚で、現金やデビットカードなどで仮想通貨を購入したり、仮想通貨を現金に変換して引き出すことができるデバイス。

▶️仮想通貨用語集

詐欺の手口と予防策

ビットコインATMでは、QRコードを利用することで、受取人の欄が自動入力され、仮想通貨を簡単に正しい宛先に送ることができる。FBIは「QRコード決済は、多くの企業が合法的取引に採用するようになっているが、ここ最近は詐欺利用が目立ち始めた」と指摘。

詐欺師の手口は、被害者を誘導してATMで仮想通貨を購入させ、その資金をQRコードの自動入力機能を使って詐欺師のウォレットアドレスに送金させるという。FBIによると、多くの事例で、詐欺師は被害者とオンラインで連絡を取り続け、決済が完了するまで指示を出していた。

支払いが行われると、詐欺師はその仮想通貨を、即座に海外のアカウントに送金することが多い。FBIは、決済まで数日かかる従来の海外送金と異なり、仮想通貨が即座に送金されることも挙げて、当局による資金の回収が困難になると警戒を呼び掛けている。

こうした詐欺には、以下のように様々な種類があり、いずれも被害者を誘導して資金を振り込ませるものだという。

  • 政府、電力会社などになりすます詐欺
  • 恋愛関係を装って被害者に近づく詐欺
  • 被害者が宝くじに当選したと偽り、偽の受け取り手数料などを支払わせる詐欺

FBIは、消費者に次のような対策を呼び掛けている。

  • オンラインでしか接触のない人に送金しない
  • 口座を持つ金融機関や公的機関から個人情報や送金を要求されても、まず本物か確かめる
  • 匿名性を標榜する、規制対象外の仮想通貨ATMは使用しない

オハイオ州で事例が多発

ビットコインATMを用いた振り込め詐欺は、5月にもオハイオ州で多発しているとして注意喚起が行われていた。犯罪者が、息子を装って、ある夫婦に送金させようとした例もあり、日本の振り込め詐欺とも手口が類似している。

関連米オハイオでビットコイン振り込め詐欺多発、FBIも対策に乗り出す

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧