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乱高下するビットコインのテクニカル分析:欧州時間の短時間のブル・フラッグ形成を機に急反発か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインのテクニカル分析
海外メディアCCNにて、ビットコイン価格のテクニカル分析が掲載された。下落トレンドを脱却できない中、昨日はショートの踏み上げで急反発も見せている。フィボナッチ61.8%ラインの6,780ドル(約74.5万円)地点まで上昇する可能性は。

乱高下するビットコインのテクニカル分析

日本時間8/10(米国時間8/9夜)、ビットコイン価格は数日間に渡って大幅下落していた分を一部取り戻すかのように、短時間のリバウンドで急反発を見せました。

同日にBTC/USDペアは、日間最安値6131ドル(約68万円)を記録、買い場だと判断した投資家が参入した結果、一時7%の上昇を記録しています。

そして、アジアの比較的早い時間での取引において、6181ドル(約68.5万円)に下落後、多少の上昇傾向が見られましたが、ヨーロッパ取引中盤の時間帯では、BTC/USDペアは、短期的な強気トレンドを示唆する「ブル・フラッグ」を形成し、大量の買いが行われ、結果的に6%の上昇を引き起こしています。

しかし、この調整も下落同様ボラティリティが高く、小規模の上昇ラインを形成しているものの、依然として下落トレンドであることは否めません。そんな中、海外メディアCCNにてビットコイン価格のテクニカル分析が投稿されました。まずは下図をご覧下さい。

BTC/USD分析

出典:TradingView(CCN)

下落の勢いが収まることなく、むしろ激化していることを示す弱気な軌道形成を見ていきます。

チャートは、今一度、長い間停滞していた支持線付近からの脱却を試みており、上昇に繋がるパターンの実現に近いと見られています。もし、そのパターンが実現すれば、BTC/USD は、テクニカル分析手法であるフィボナッチ・リトレースメント(Fibonacci retracement)の61.8%ライン、6,780ドル(約74.5万円)地点まで上昇する可能性があります。

しかし一方で、この6,780ドルラインは、”買い”で入った人々が”売り(利確)”を行う地点でもあると考えられるため、到達時点で大きな下落に転じる場合もあると言えるでしょう。

移動平均線を見ても、BTC/USDペアは、未だ50日、100日、200日移動平均線を下回っています。RSI(Relative Strength Index、相対力指数)やストキャスティックも売りの傾向が目立ち、上昇トレンドを待っている状態であると言えますが、総合的に見て、ビットコインは弱気相場を抜け出していないと評価できます。

BTC/USD 15分足日本時間8/10(米国時間8/9夜)

出典:TradingView(CCN)

チャートを15分足で見てみると、8月9日は弱気相場を脱することができず、下落が続いていることが分かります。6,280ドル(約69万円)に向けた”売り”ポジションで、下落による利益を得た投資家も多く存在しているでしょう。

8月9日は、6,551ドル(約72万円)で”仮の抵抗線”が引かれ、6181ドル(約68万円)で仮の下値支持線(サポートライン)が引かれる結果となりました。6419ドル(約71万円)付近で一時的な基盤を築き、横ばいを形成していると言っても過言ではないでしょう。

そして、この基盤付近で、ブル・ペナント・パターンが形成されています。ビットコイン価格が、仮の上値抵抗線(レジスタンスライン)を突き抜け、弱気相場からの脱却を果たすことを私たちは待ち望んでいるのです。

最後に、ロスカット(損切りライン)をエントリーポイントの2Pips下で設定することで、弱気トレンドに戻った際の急激な下落による損失を最小限に止めることができると記述されました。

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