はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米政府閉鎖回避も国債利回り上昇でNYダウ続落 IT・仮想通貨株は上昇|3日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

10/3(火)朝の相場動向(前日比)

仮想通貨関連銘反落

  • コインベース|75.3ドル(+0.3%)
  • マイクロストラテジー|329ドル(+0.3%)
  • マラソン・デジタル|8.5ドル(+0.3%)

コインベースやマラソンといった仮想通貨関連株銘柄はビットコイン(BTC)が2日に28,580ドルにまで急騰したことを受け一時大幅に上昇していたが、その後28,000ドル台割れで上げ幅を消した。

関連ビットコインFOMC後の下げ幅解消、来週は2.8万ドル試す展開も視野|bitbankアナリスト寄稿

国内仮想通貨・ブロックチェーン関連銘柄

  • ギグワークス|445円(+18.3%)
  • SBIホールディングス|3,147円(-0.03%)
  • クシム|324円(+7.6%)
  • ドリコム|583円(+1.9%)

クシムに関しては先週、子会社でWeb3技術事業を展開するチューリンガムが開発するWeb3ゲーム「SNPIT」のストラテジックアドバイザーに、秋元康氏が就任したことを発表。チューリンガムは、SNPITを通じてユーザーが自然や文化遺産の価値を再認識し、それらの保護への意識を高めることを目的としている。

「SNPIT」は、スマートフォンカメラを利用して撮影した画像を通じて利益を得る、「Snap to Earn(撮影して稼ぐ)」という新しい仕組みを導入する。このサービスは、スマートフォンカメラで気軽に参加できるGame-Fi(ゲーム+金融)エコシステム形成を目的としている。

関連スマホカメラでSnap to Earn可能なBCG「SNPIT」、秋元康氏がアドバイザーに就任

伝統金融

  • NYダウ:33,433 -0.2%
  • ナスダック:13,307 +0.6%
  • 日経平均:31,759 -0.3%
  • 米ドル/円:149.8 +0.03%
  • 原油先物WTI:88.6ドル -2.3%
  • 金先物:1,844ドル -1.2%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:27,866ドル +2.7%
  • イーサリアム:1,662ドル -0.8%
  • ソラナ:23.3ドル +1.8%
  • 本日のNYダウ・ナスダック

    本日米NYダウは続落し、ナスダックとS&P500は小幅高。10月最初の取引日は、米時間9月30日に10月1日から45日間の予算執行を可能にする「つなぎ予算案」を可決されたことで一時的な連邦政府閉鎖がぎりぎりのところで回避されたことを受けてプレマーケット(立会時間前に行われる取引)ではポジティブな反応を見せていたが、10年債が一時4.7%と07年以来の高水準に上昇した動きに影響され下げに転じた格好だ。

    関連米議会閉鎖回避でビットコインや株などリスク資産上昇 主要アルト反発も

    11月のFOMC利上げ観測

    米臨時予算が採用されたことで市場が注目をシフトしているのは今週の9月米ADP雇用統計と米9月失業率・新規雇用者数といった重要なデータだ。

    当初仮に連邦政府が閉鎖された場合、今週予定の失業率などの指標発表が遅れてしまうと想定されていた。9月20日に、パウエルFRB議長は政府機関の閉鎖について「従来はマクロ経済に大きな影響を与えることはなかった」と述べたが、政府機関の閉鎖が長引けば、物価上昇から失業率までのあらゆる経済データが予定通りに発表されなくなる恐れがあった。多くの有識者はデータが欠如した場合、FOMCが11月1日の会合で再び利上げを見送る可能性もあるとみていたようだ。

    しかし、ぎりぎりのところで政府閉鎖を免れたことで、次の会合で追加利上げを再開する可能性が高まったとの声も出ている。ブルームバーグが引用したアナリストによると「当初市場は、米政府機関閉鎖が11月のFOMC時に行われていると予想していたために利上げは11月よりも12月の観測があったものの、(閉鎖回避の)動きにより、私の推測では、市場は11月の利上げの可能性がより高くなったと評価し、それは金利曲線では近い将来が高まることを意味する」という。

    要人発言

    米FRBのバー副議長(銀行監督担当)は米時間2日、FRBが十分に景気抑制的な金利水準に「達しているか、極めて接近している可能性が高く、インフレ率を2%まで下げるために金利がしばらくの間高止まりする必要がある」と発言し、追加利上げの是非に関して慎重に進めることが可能だとコメントした。この見解はパウエル議長が先日示した内容と同じだった。

    9月末に開かれたFOMCでは、FF金利を5.25%~5.5%のレンジに据え置く一方、FOMC当局者の大多数は根強く高いインフレを2%水準まで抑えるため、2023年末までにあと1回で0.25%の利上げを引き続き予想していることを明かした。議長は当時、「われわれは時間とともにインフレ率を目標の2%へと押し下げる上で十分に景気抑制的となるような金融政策スタンスを達成し、それを維持することにコミットしている」と再び強調していた。

    関連FOMCでパウエル議長タカ派姿勢、仮想通貨株下落 ドル円年初来高値|21日金融短観

    一方、FRBのボウマン理事は同日にタカ派寄りの発言を行った。ロイターによると、入手されるデータでインフレ低下の進展の停滞、あるいは進展が遅すぎることが示されれば、1回以上の追加利上げを実施し、金利を当面は制約的な水準に維持することが適切になる考えを示したという。

    先月のFOMC参加者は19人のうち12人が年内あと1回の利上げを支持していることが明かされた。

    なお、金利先物市場では11月と12月のFOMC会合での金利据え置き続行が依然として見込まれているようだ。それぞれで72.8%と54%との観測となっている。

    米債利回り上昇

    2日の米国債相場では利回りが大幅上昇。10年物国債金利「BX:TMUBMUSD10Y」は11ベーシスポイント上昇し4.682%となり、2007年10月12日以来の高水準。30年物金利「BX:TMUBMUSD30Y」は8.5ベーシスポイント上昇し4.794%となり、2010年4月6日以来の高水準となった。高い金利水準維持との米金融当局者発言や米政府閉鎖回避で高まる11月の米利上げ観測が国債の売り材料となったようだ。

    出典:ブルームバーグ

    有識者見解

    MarketWatchによると、420億ドルの資産を運用するグレンメドのイローナ・ヴォヴク氏などは「連邦議員は、政府閉鎖を回避するために現在の支出レベルを45日間延長したが、政府の財布の紐が固くなるたびに、経済と利益にとって逆風となるはずだ」とコメントした。

    また、約25億ドルを運用するGLOBALT Investmentsのシニア・ポートフォリオ・マネージャー、キース・ブキャナン氏は、「週末のワシントンでの対決は機能不全が連邦政府にいかに染み込んでいるかを示しており、継続的なリスクである」と指摘。「我々は、金利上昇こそが現在の市場の動きの大部分を左右する大きな要因となっていると考えている」と話したという。

    米国株 IT関連で反発

    個別銘柄の前日比:エヌビディア+2.9%、AMD+0.4%、テスラ+0.55%、マイクロソフト+1.9%、アルファベット+2.5%、アマゾン+1.8%、アップル+1.4%、メタ+2.2%。

    関連仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

    関連株式投資初心者でもわかるPER(株価収益率)とは|株価の割安・割高指標を解説

    今週の重要経済指標

    • 10/4(水)21:15 米9月ADP雇用統計(前月比)
    • 10/4(水)23:00 9月ISM非製造業景況指数(総合)
    • 10/6(金)21:30 米9月失業率・新規雇用者数
    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    07/01 火曜日
    10:20
    国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
    BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
    10:02
    ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
    仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
    09:55
    テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
    テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
    09:40
    ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
    仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
    09:15
    ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
    フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
    08:55
    ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
    ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
    08:10
    SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
    米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
    07:45
    サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
    米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。
    07:25
    仮想通貨税制改正案、ルミス議員が「大きく美しい法案」へ修正提案
    シンシア・ルミス上院議員がトランプ大統領一推しの予算調整法案に仮想通貨税制改正修正案を提出。300ドル未満取引免税とマイニング・ステーキング報酬の二重課税解消を目指す。
    06:55
    リップル社、XRPLのEVM互換サイドチェーンの正式稼働を発表
    リップル社は、XRPLのイーサリアム仮想マシン互換のサイドチェーンのメインネットがローンチしたことを発表。開発者はイーサリアム上のdAppsをXRPLのエコシステムで容易に展開できるようになった。
    06:35
    イーサリアム戦略転換などで株価7倍暴騰、ビットマイン社にトム・リーが会長就任
    ファンドストラット共同創設者トム・リー氏がビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ会長に就任。同社は2.5億ドル調達でビットコインからイーサリアム中心の戦略に転換。
    06:15
    米国初のソラナ現物ステーキングETF、7月2日取引開始予定
    米REXシェアーズが仮想通貨ソラナのステーキング機能付きETFを7月2日から米国市場で開始。価格追従と配当収益を『C法人』構造で実現する画期的な仮想通貨投資商品に。
    05:45
    カザフスタン、仮想通貨の国家準備金創設へ 犯罪没収資産と国営マイニングで調達
    カザフスタン中央銀行のスレイメノフ総裁が30日、犯罪事件で押収した資産と国営マイニング事業で得たビットコイン・仮想通貨を原資とする国家準備金創設計画を発表した。
    05:30
    ストラテジー社、約770億円でビットコイン追加購入 『ラッセルトップ200指数』入りも
    米ストラテジー社は30日夜、6月22日から6月29日の間に総額765億円を投じて、4,980 BTCを購入したことを報告。前週購入数の20倍となった。
    06/30 月曜日
    17:30
    ポンタポイントで暗号資産運用体験「Pontaビットコin牧場」開始 総額1,000万円キャンペーンも実施
    BACKSEATとロイヤリティマーケティングが、Pontaポイントで暗号資産の運用体験ができるサービスを開始。実際の売買は行わず、ゲーム感覚で楽しめる。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧