イーサリアムより3倍以上注目される
ベンチマークCoinGeckoのリサーチによると、今年最も人気のあるブロックチェーンエコシステムとしてソラナ(SOL)1位にランクイン。(この調査では、2024年1月1日から3月18日までのCoinGeckoの非ボットの世界的なウェブトラフィックを基に、ブロックチェーンエコシステムへの関心を調査したもの。)
ソラナは現在、世界の投資家による「ブロックチェーン(L1・L2)」へ関心度の49.3%を占めており、2位のイーサリアムの12.73%を3倍以上超えている。
リサーチは、「ソラナ・エコシステムの圧倒的なマインドシェアは、Pythやミームコインdogwifhat(WIF)のような主要なエコシステムプロジェクトトークンの好調なパフォーマンスと並んで、2021年の高値に戻りつつあるSOLの継続的な上昇によって後押しされている」とした。
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レイヤー2、コスモスなど
2位のイーサリアムに関しては、「すでにエコシステムとして確立され、投資家にとって馴染みのある存在であるため、もはや新しいトレンド仮想通貨の物語(ナラティブ)とは考えられていないだろう」、「イーサリアムのエコシステムへの注目は、その上に構築されるレイヤー2のエコシステムにますます分散している」と指摘した。
イーサリアムのレイヤー2への関心についてはArbitrum(6位)、Base(7位)、zkSync(12位)と続く。
その中では、Arbitrumはイーサリアムのレイヤー2として最もTVL値(トータル・バリュー・ロック)が高く、32億ドルに相当するトークンが流動性として提供されている。
また、取引所最大手のバイナンスに関連する3位のBNBチェーンを猛追するコスモス(ATOM)とアバランチ(AVAX)も注目されつつある。
コスモスのエコシステムでは、初のモジュラーブロックチェーンである「Celestia」の昨年のエアドロップや、今年のロールアップチェーン「Dymension」エアドロップが投資家のマインドシェアを増やしている。
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コスモスSDKの派生として、SeiとInjectiveはトークン価格の高騰や、ソラナと競争するトランザクションの並列処理技術やソラナとの接続技術などで投資家へ魅力を与えているようだ。
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また、Web3ゲームパートナーシップやミームコイン文化を促進するアバランチは5位となる。代表的なRPGゲーム「メイプルストーリー」に採用されたことが大きな反響を呼んでいる。
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さらに、新たなブロックチェーン専用言語として開発された「Move」プログラミング言語を基盤とするブロックチェーンの間では、Suiエコシステムの方が人気があり、投資家の関心は2.1%で、Aptosエコシステムのマインドシェア0.5%の4倍だ。
SuiはWeb2ユーザーが容易にWeb3アプリにアクセスできるよう、Gmailなどによるzkログインなどでユーザー体験を高めようとしている。AptosもUXに力を入れており、2月にWeb3型スマホ「JamboPhone」をリリースした。
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CoinGeckoは、「全体として、最も人気のある20のブロックチェーンエコシステムは、チェーン特有のナラティブに対する投資家の関心の合計97.4%を占めている。残りの2.6%は、惜しくもトップ20入りを逃したNear Protocolエコシステムを含む38のブロックチェーンエコシステムに分散している」と説明した。
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