CoinPostで今最も読まれています

CEXが次々とソラナのリキッドステーキングトークン(LST)を発表|週間ソラナニュース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、Soylana Japan(@SoylanaJapan)プロジェクトが、CoinPostに寄稿した記事です。

今週のSolana(ソラナ)

今週のSolanaでは、Binance、Bybit、Bitgetが相次いでリキッドステーキングトークン(LST)の発行を発表し、LSTが中心的な話題となりました。特にBinance(バイナンス)のLSTはDeFi(分散型金融)にとって好機となる可能性があります。

これまでBinanceでステーキングのみを行っていたユーザーが、さらなる収益機会を求めてDEX(分散型取引所)を利用し始める可能性があります。また、即時アンステーキングの魅力から、SOLをステーキングするユーザーが増加すると期待されています。

一方、DeFi関連のニュースはBreakpointなどのイベントに向けて控えめな印象です。DeFiの活動自体も、残念ながら仮想通貨市場全体の低調な流れを反映し、静かな1週間となりました。

週間ニュースダイジェスト

Binance, Bybit, BitgetがSanctumを用いたLSTを発表

Binance、Bybit、BitgetがSanctumを用いたLST(Liquid Staking Token)を発表しました。

これらの取引所では従来からステーキングサービスを提供していましたが、今後はLSTの発行が行われるようになる可能性があります。

これにより、ステーキング報酬を受け取りつつ、DeFiでの利用や取引所内での担保としての活用が可能になることが期待されています。ただし、これらのLSTの詳細はまだ明らかにされていないため、今後の動向に注目です。

関連:バイナンスらソラナLSTを発表  Sanctum(CLOUD)45%以上急騰

HeliusがRadar Hackathonと併設でSolana Zero Hackathonを開催

SolanaにZK Compression技術を導入予定のHeliusが、Radar Hackathonと併設で「Solana Zero Hackathon」の開催を発表しました。

Solana Zero Hackathonは、ZK Compression技術を用いたプロジェクトが参加可能で、賞金総額は$45,000以上が用意されています。ZK Compressionは、Solanaにおけるトークンのレント代削減などに寄与することが期待されており、現在Testnetで試験が行われています。

関連:ソラナブロックチェーンに「ZK圧縮」導入、レイヤー2なしで実現

FragmetricがLiquid Restaking Token 「$fragSOL」を発表

Fragmetricが、JitoのRestakingプラットフォームを用いたLiquid Restaking Tokenである$fragSOLを発表しました。

$fragSOLは、Restaking報酬の分配とスラッシュをトークン拡張機能でより公平に行うことを目指した実装となっています。一方、先日Renzoが発表した$ezSOLは、Restaking報酬、Staking報酬、MEV報酬すべてが単純に価格に蓄積される方式を取っています。

Robinhood walletがSolanaに対応

Robinhoodが開発しているWeb3ウォレットが、Solanaに対応したと発表しました。

昨年、RobinhoodはSOLが証券と見なされる懸念から、米国でのSOLの取引を停止していましたが、ヨーロッパのユーザー向けには引き続きSOLの取引を提供しており、米国以外ではSolanaをサービスに取り入れています。

Mango DAO SECへ和解提案へ

Mango Market (Mango DAO)は、SECからの訴訟に直面しており、先週、Mango DAOはSECへの和解提案として罰金の支払いおよびMNGOトークンのトレジャリーのバーンを提案するかどうかの投票を行いました。

投票の結果、Mango DAOはSECに和解提案を行うことを可決しました。もしSECがこの和解提案を受け入れた場合、Mango MarketのトークンであるMNGOはバーンされることになり、Mango DAOが機能不全に陥る可能性があります。今後の展開が注目されています。

Pathfinders NFTのmintが実施,初めてのLST-NFT

Pathfindersが、初めてのLST-NFTを「Lily Pad」と呼ばれるLST-NFT向けのLaunchpadでミントを実施しました。

LST-NFTとは、NFTがLSTにリディーム(交換)できる新しいタイプのNFTで、ユーザーはNFTの価格が下落しても、リディーム可能なLST分だけは受け取ることができるため、プロジェクトによる持ち逃げやNFT価格の暴落の心配がないという利点があります。

今回、Pathfinderが使用したLSTはPathSOLであり、ステーキングリワードがすべてPathfinderの運営に渡される仕組みです。チームは、このステーキングリワードを運営資金として活動していく計画です。

その他のSolana関連ニュース

・Kaminoが預け入れが$2Bを突破したと発表(詳細

・ParclがDNS攻撃のポストモーテムを発表(詳細

・AmuletがV3を発表(詳細

・RenzoがWormhole Native Token Transferに対応 $REZがSolanaでも利用可能に(詳細

・RestakingのSolayerが12Mの資金調達(詳細

関連:ソラナ(SOL)おすすめ取引所、手数料・ステーキング・出庫機能を徹底比較

寄稿者:Soylana JapanSoylanaJapan
Soylana JapanはSolanaおよびSolana DeFiの情報を日本語で発信するプロジェクトです。X(旧Twitter)で毎日最新のニュースを日本語でお届けしています。Superteam Japanと連携し記事の翻訳や日本語コンテンツの拡充などの活動も行っています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/10 火曜日
16:20
トランプ前大統領とイーロン・マスク氏の動向
トランプ前大統領とイーロン・マスク氏の最近の発言が暗号資産市場に注目を集め、ドージコイン価格に影響を与えました。過去の訴訟や市場反応について詳しく解説します。
15:00
「誰もがビットコインに投資すべき」米著名金融アドバイザーの意見
米著名金融アドバイザーのスージー・オーマン氏は、CNBCのインタビューで、ビットコインを保有することの重要性を強調。次世代の投資家が価格上昇に寄与するとの考えを明らかにした。
14:00
「ビットコイン価格上昇も仮想通貨保有者率は伸び悩み」米連銀調査
米フィラデルフィア連銀の調査で、ビットコイン価格上昇にも関わらず仮想通貨の所有率が増加せず。一方で購入意欲は上昇傾向に。
12:55
韓国でのプレゼンス拡大へ、OasysがSK Planetと提携
ゲーム特化型ブロックチェーンOasysは10日、韓国のテクノロジー企業SK Planetとの提携を発表した。
12:30
ビットコイン58000ドル台まで反発、10xリサーチは45000ドルの弱気シナリオ示す
暗号資産(仮想通貨)ではビットコインが大幅反発。10xリサーチは相場の不確実性を根拠に1BTC=45000ドルの弱気シナリオ示した。
11:00
「9月の仮想通貨相場は、オプション市場の予測変動率が拡大傾向に」Kaikoリサーチが分析
今月は仮想通貨ビットコインやイーサリアムの価格変動が拡大傾向にあるとKaikoが分析。投資の今後の注意点にも言及している。
10:05
「ビットコイン現物ETFへ投資顧問企業からも大きな流入」Bitwise最高投資責任者
Bitwise CIOが投資顧問企業からのビットコイン現物ETFへの資金流入の規模と速度を強調。機関投資家の保有割合が今後増えるとの分析もある。
07:50
a16zクリプト、仮想通貨アクセラレーターへの参加企業21社を発表 日本勢も
米大手ベンチャーキャピタルa16zの仮想通貨部門a16zクリプトは9日、秋の「仮想通貨・スタートアップ・アセラレーター(a16z CSX)」プログラムへの参加企業を発表した。
07:15
米大統領候補ハリス氏、最新公約でも仮想通貨に言及せず
米民主党の大統領候補のハリス氏は、今年の大統領選に向けたウェブサイトで自身の政策を公開したが、仮想通貨やブロックチェーン技術に明確には言及しなかった。
06:20
マイクロストラテジーのセイラー会長、21年後のビットコイン価格は18億円と強気予想
仮想通貨ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は9日のCNBC金融番組で、21年間で1 BTCあたり1,300万ドルの価格まで上昇すると予想した。
09/09 月曜日
16:43
秋元康プロデュース『MEN'S YOAKE AUDITION 2024』 ソニューム採用
秋元康氏総合プロデュースのもと、YOAKE entertainmentが仕掛ける次世代型メンズグループオーディション。Web3技術を活用し、グローバル市場を狙う。Soneiumブロックチェーンが変えるエンタメの未来とは。
16:18
「ビットコイン半減期・ETF承認後のBTCはどうなる?」業界アナリスト3人が長期目線で相場分析|WebX2024
半減期・ビットコインETF承認後のビットコイン(BTC)価格について、大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する企業に務めるトップアナリスト3名が、長期目線での相場分析を行なった。
15:42
Kaikoが仮想通貨取引所の世界ランク発表 ビットバンクが上昇
Kaikoが発表した2024年Q3仮想通貨取引所ランキングを分析。日本の3大取引所がトップ30入りし、特にビットバンクが世界12位までランクアップした。各社の強みと課題、業界動向を詳しく解説。
14:55
BitMEX創業者アーサー・ヘイズがショート解消した理由 一転してビットコイン上昇予想に転じる
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、早ければ今週にもビットコインの価格が上昇する可能性があると予測。自身のビットコインの空売りポジションを清算したと報告した。
14:21
米国株や仮想通貨投資家に人気を博す「シーキング・アルファ」の優位性と使い方
日本人でもNISA投資先で人気の米国株。米国株や暗号資産(仮想通貨)のおすすめプラットフォーム「シーキング・アルファ(Seeking Alpha)」を利用するメリットと使い方について、初心者向けに詳しく紹介します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア