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NASA、航空交通管理に「ブロックチェーン」の活用を提案

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NASA、航空交通管理に「ブロックチェーン」の活用を提案
米航空宇宙局(NASA)が、航空交通管理へのブロックチェーン技術導入を検討していることが明らかになった。実現する場合、Linux財団によるブロックチェーンプロジェクト「Hyper ledger Fabric」が採用される見通しだ。

航空交通管理へのブロックチェーンの活用可能性

アメリカ航空宇宙局(NASA)は、航空交通管理へのブロックチェーンの適用を検討していることが、10日に公表された公式の文書で、明らかになった。

提案されたシステムでは、セキュリティや秘匿性を保つため、オープンソースのブロックチェーンの利用が予定されている。

文書では以下のように言及された。

このフレームワークは、承認されたメンバーと航空機の間でのセキュアな通信といったプライベート情報のため、認証局やスマートコントラクト、高帯域幅での通信チャンネルを利用する。

システムの試作にあたっては、Linux財団によるオープンソースのブロックチェーンプロジェクトである「Hyper ledger Fabric」を採用するとしている。

公開された文書によると、航空機が現在の位置と高度を放送するシステム「ADS-B」は、航空機が位置情報を発信した際に、第三者によるなりすましの対象となることがあるという。

研究者らは、暗号化の導入が、そのようなプライバシーやなりすましの課題への対策になるとしており、課題解決のボトルネックについては、以下のように説明している。

それらPKI(公開鍵基盤)における最大の課題の一つが、フライト中の航空機でも使用することのできる「パブリックキー・フレームワーク」の導入における困難性である。

航空交通管理へのブロックチェーン適用を検討しているNASAであるが、以前から宇宙開発事業へのブロックチェーンの導入など、活用方法を模索しており、それらの動向からは、あらゆる分野におけるブロックチェーンの潜在的な可能性が伺える。

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