CoinPostで今最も読まれています

MyEtherWallet、本人確認書類不要の「仮想通貨→法定通貨」換金手段を導入へ|ビットコインとイーサリアムに対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

KYC不要の換金手段を導入へ
KYC(顧客確認)を必要とせずに、仮想通貨から法定通貨へと換金できる手段が誕生した。同機能は、MEW V5のユーザーが対象、Bity上で利用が可能となる。現時点で換金可能な法定通貨は、ユーロとスイスフランの二通貨で、AML規制にも準拠するという。

KYC不要の換金手段が誕生

MyEtherWallet上で、KYC(顧客確認)を必要とせずに、仮想通貨から法定通貨へと換金できる手段が公表された。同機能は、MEW V5(MyEtherWallet)のユーザーのみが、Bityを通して利用できる機能だという。

対象となる仮想通貨はビットコインとイーサリアムの二種類で、ユーロもしくはスイスフランに換金が可能だ。換金の最大金額は5,000スイスフラン(約55万円)となっている。

スイスに拠点を置くBity社は、スイス国内を中心に仮想通貨関連サービスを展開しており、同国の5都市で仮想通貨用ATMを設置している。

同社はスイスのアンチマネーロンダリング法(AML)に準拠しており、ウォレットの所有権の確認が可能となる技術を保有していることからKYCを必要せず、仮想通貨から法定通貨へ換金することを可能としているとのことだ。

利用方法からKYCなしは妥当か?

KYCがないことは、現在仮想通貨規制の状況が高まっている中で、問題視される可能性があるとみるのが普通だろう。では、同サービスの利用手順は、どのようになっているのか?どれほど個人情報を紐付けないのか、その情報を掲載し、考察する。

利用手順

(1) 「From」からBTCかETHを選択し、換金する金額を入力。

(2) 「To」でスイスフランかユーロを選択。

(3) 「Continue」を選択した後、電話番号を入力。認証番号をテキストメッセージで受け取る。

(4) 認証完了後、Bityに銀行IBANコード、Bic/Swiftコード、ABAコードなど、銀行に関する詳細を提出する。

(5) 銀行口座の名義、請求先アドレスを入力。

(6) 取引の詳細を確認後「Confirm」をクリックし、換金が完了する。

(1)、(2) 仮想通貨、法定通貨を選択後、金額入力

出典:Medium

(3) 電話番号を入力

出典:Medium

(4) 銀行の詳細を提出

出典:Medium

(5) 銀行口座の名義、請求先アドレスを入力

出典:Medium

(6) 「Confirm」選択後、換金完了

出典:Medium

出典:Medium

以上が、同サービスの利用方法となっている。

今回、個人情報となるKYCの実施が行われない法定通貨への交換手段だが、利用方法を見ていくと、電話番号の紐付けはもちろん、銀行口座の登録が必要となるようだ。上述した通り、スイスのAML規制に則ったウォレットの所有権の確認が可能となる技術を有している点も強調するなど、KYCはないものの、顧客管理や法令遵守の点をクリアする仕組みが取られていることがわかった。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

仮想通貨取引所「Liquid  by Quoine」運営会社が海外でクレジットカードによるBTCやリップル(XRP)の購入可能に|日本円と米ドルにも対応予定
国内大手取引所Liquid(リキッド)も運営しているQUOINEは21日、クレジットカード・デビットカードにて、仮想通貨を購入可能と発表した。ユーロを入金し、BTCやXRPを買うことができる。
仮想通貨取引所バイナンス、クレジットカードでビットコインやXRPなど仮想通貨4銘柄購入可能へ
世界取引高No.1の仮想通貨取引所バイナンスは31日、クレジットカードおよびデビットカードによるビットコインやXRPなど仮想通貨4銘柄の購入が可能となったことを発表。同取引所は法定通貨の需要対応と仮想通貨の普及に注力している。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧