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高騰するアルトコインに新たな注目指標、ビットコインは100万円再トライの分水嶺|仮想通貨朝市況

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仮想通貨朝市況

●バイナンスDEXが新たな高騰アルトの注目指標に

●ChianLinkがGoogleCroudとの関係性公開で60%高

●流出したXRPに新たな動き

仮想通貨朝市況

仮想通貨市場は14日、ビットコインが一時300ドル高の8300ドル(Coinbase)の高値をつけ、2日連続の続伸。日本円建てでも90万円まで値を戻した。注目はドル建てで8200ドルを突破した点で、5月以降の相場でレジサポの転換が見られている重要ラインを上抜けた。

日本時間14日9時時点では、再びこのラインに戻る値動きが確認されている。約1年ぶり高値「100万円」の大台に再び挑戦するか、相場の分水嶺となりそうだ。

Bakktのビットコイン先物に関するユーザー受け入れテスト(UAT)が7月22日と具体的な日時として発表されたことも上昇要因となった。Bakktのビットコイン現物先渡し先物のUATは、5月13日に開始の可能性が示唆されたことで騰勢を強めた重要ファンダで、7月22日に向けて市場の関心はさらに高まるとみられる。

ICEのプラットフォームで取引が行われるといった重要点だけではなく、日決済の現物先渡し先物取引を提供することで、現物のビットコイン取引を実現できる点にも注目が集まっている。新たな取引方法が米CFTC規制下の取引所で取り扱われることで、いわゆる機関投資家マネーの流入が期待されているためだ。

2017年末より取引されているビットコイン先物としては、CMEの商品が最も大きな出来高を記録している。CME BTC先物の取引高は、現物相場の回復とともに急増しており、5月は約9000億円相当まで膨らみ、過去最高値を記録。また、6月に入り、スポット価格と比較して約50〜100ドル高いプレミアムも確認されている。

当初(2017年末)の期待値とは異なる過小取引で開始されたビットコイン先物は、2019年に入り再評価され始めている。これら数値化した需要の高さも、(現金決済で行うCMEの先物ではなく)現物決済で行うBakktのビットコイン先物が与える影響に期待感が高まる背景と言えよう。

Bakktビットコイン先物、7月22日にUATを開始|仮想通貨市場の上昇要因に

Bakktビットコイン先物、7月22日にUATを開始|仮想通貨市場の上昇要因に
機関投資家向けの仮想通貨プラットフォームBakktは7月22日からビットコイン先物取引のユーザー受け入れテストを開始することを発表した。発表を受けBTC価格は重要ラインを突破、現在も続伸している。

アルトコインの高騰銘柄選定には、BinanceDEXが次の指標に?

過去最長の弱気相場を終えたばかりの仮想通貨市場にて、時価総額の低いアルトコインへの買い控えは未だに続いている。

米国の有価証券問題など、規制による不確実性もその理由の1つにあるが、ビットコインも堅調に推移する中で、ファンダメンタルズ要因に反応する形で、騰勢を強める銘柄も散見されるようになってきた。(後述するChainLinkなどもその銘柄の1つ)

現在、時価総額の低いアルトコイン取引において、特に影響力の高いファンダ要因は、(信頼性の置ける大手企業などとの)提携と、出来高に影響する大手取引所への上場の主に2つとなるが、本日発表された「BinanceDEXのコミュニティ投票」にも注目したい。アルトコイン高騰銘柄の新たな指標として注目が集まる可能性があるからだ。

これは、分散型取引所DEXに上場している仮想通貨銘柄の中から、出来高などの基準をもとに、本家Binance.com(既存のBinance取引所)の新たな上場銘柄を決定するコミュニティ投票、いわゆるキャンペーンを実施するもの。バイナンスは出来高と流動性の高さから、上場インパクトが大きいことで有名だが、このキャンペーンによって上場する銘柄にもその影響が及ぶ可能性がある。

なお、なぜこのキャンペーンが銘柄選定で注目されるかは、取り扱い銘柄とその選定基準にある。

Binance.comの銘柄は実に493銘柄にも及ぶが、BinanceDEXに上場している通貨は14銘柄しかない。また、Binance.comにも上場しているDEX銘柄を除くと、9銘柄に絞られる。

また、今回のキャンペーン基準には、ツイッター・テレグラムなどのコミュニティで最低1万人のフォロワー/メンバーを持っている必要があるという点や、DEX上で毎月の20日9:00〜来月の20日9:00」において、毎日の出来高が最低5万ドル(約540万円)に達していることなど、厳格な基準が設けられているため、ある程度銘柄が絞られる可能性は高い。

上場の結果発表は、その毎月20日〜25日を予定しているが、その日にちを目処に、相場が織り込みに行く動きが確認される可能性も考えられる。

バイナンス、新たな仮想通貨上場キャンペーンを公開 分散型取引所の人気通貨が本家に上場へ

バイナンス、新たな仮想通貨上場キャンペーンを公開 分散型取引所の人気通貨が本家に上場へ
仮想通貨取引所Binance、新たな上場企画を発表。従来の投票制でなく、取引高などの基準で上場するチャンスを競い合う。需要と流動性の向上に貢献するキャンペーンと見られる。

チェーンリンクの価格が急騰

分散型Oracle(データベース管理システム)のミドルウェアとして機能するChiainLinkが、GoogleCloudが利用することを、同社ツイッターの公式発表で明かした。ChainLinkは、2016年のSibosを通じてSWIFTとの提携も行なっているプロジェクトだ。

グーグル社がスマートコントラクト活用に向けてチェーンリンクを導入している。

Google Cloudプラットフォームのユーザーは、チェーンリンクを経由してグーグルで最も人気なクラウドサービスBigQueryに接続が可能となる。

このニュースに反応する形で、仮想通貨LINKの価格が急騰。一時60%高になった。

出典:CoinMarketCap

盗難XRPに動き

そのほか、仮想通貨の動きをトラッキングするBOT 「Whale Alert (@whale_alert)」は14日、GateHubのハッキングによって流出したXRPの新たな動きを報告した。

8時から9時15分の間に動かされたトランザクション数は5件で、計3,640,050XRP、ドル建て換算で1,448,011ドル(約1.56億円)の送金が確認できたという。

送金先は不明であるが、未だ法定通貨への売却は行われずに、XRPのまま移動していることが確認された。

当時の流出被害額の総額は、23,200,000XRP(約10億円)。うち、50万XRP(約2200万円)は仮想通貨交換サービスChangeNowが換金阻止に成功している。

流出した2300万XRP(リップル)の行方、仮想通貨交換所が一部の売却阻止に成功

流出した2300万XRP(リップル)の行方、仮想通貨交換所が一部の売却阻止に成功
仮想通貨取引所GateHubから総額23,200,000XRP(約10億円)の仮想通貨XRPが流出した事件で、交換サービスChangeNowはその一部の差し止めに成功したことがわかった。
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注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

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2024/04/25 ~ 2024/04/26
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2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
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