はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「日本も仮想通貨の準備金保有を検討すべき」NHK党議員が政府に質問主意書を提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨準備金の質問主意書

「NHKから国民を守る党」の浜田聡参議院議員は、暗号資産(仮想通貨)の準備金創設について、政府に質問主意書を提出した。公設秘書が11日に文面を公開した。

米国やブラジルでビットコイン(BTC)を準備金として保有しようとする動きが見られることなどに言及し、日本政府の把握状況と見解を示して欲しいと要望。また、日本も外貨準備金の一部をビットコインなどの仮想通貨にすることを検討すべきだと考えているとし、この点についても政府の見解を求めている。

本記事執筆時点では、浜田議員が提出した文書は参議院の質問主意書の公式ページにアップロードされていないが、上記Xの投稿で公設秘書が内容を公開している。

質問主意書では、米次期トランプ政権でAI(人工知能)・仮想通貨担当の特命官が新設されること、米国がビットコインを準備金として保有するための法案が提出されていること、ブラジルでも同様の動きが見られることなどに言及した。

関連トランプ次期大統領、ソラナ初期投資家のサックス氏をAI・仮想通貨特命官に任命

その上で、ビットコインは「デジタルゴールド」から「国家戦略資産」へと進化する可能性が極めて高く、デジタル資産市場に絶大な影響を及ぼすことが予想されるとの見方を示している。

また、ビットコインには特定の国・機関の影響を受けにくいという特徴があると指摘。そして、中立性と非中央集権制を備えた資産として、特定の通貨に依存しない形で国家間の経済活動を支える重要な役割を果たしうるなどの意見も聞かれるとした。

公開された文書によれば、浜田議員の質問は上記の2つ。回答については「答弁書作成にかかる官僚の負担に鑑み、国会法の規定に従い答弁を延期した上で、転送から21日以内の答弁になっても私として差し支えない」としている。

参議院の公式ページでは、各質問主意書とともにそれぞれ答弁文書が公開されており、浜田議員の質問に対する回答も同様に公開されるとみられる。

関連米国ビットコインETFの売却損益は分離課税に 国税庁の見解と押さえておきたい注意点|寄稿:泉 絢也

批判的な見方も

浜田議員が指摘している通り、米国ではビットコイン準備金創設について、まだ創設が決定しているわけではないが、実際に法案も提出された。

関連ルミス議員、米国のビットコイン準備金を改めて呼びかけ トランプ氏勝利受け

他にもブラジル、アルゼンチン、カナダのバンクーバー市などで、準備金創設の法案提出や検討が行われており、こういった動きは仮想通貨に肯定的なトランプ氏が米大統領選に勝利して以降、明らかに加速してきた。

関連ブラジル下院、ビットコイン準備金の設立を提案

一方、実際に政府や中央銀行がビットコインなどの仮想通貨を保有するにはハードルもあり、こういった動きの加速に伴って、批判的な声も上がっている。

例えば、米ニューヨーク連銀のビル・ダドリー元総裁が、トランプ次期政権によるビットコイン準備金構想を批判。ビットコインのメリットも挙げた上で、米国政府が戦略的にビットコインを備蓄することには反対しているとし、政府にとっての価値を生み出すことはなく、インフレにもつながりかねないなどと指摘した。

関連米NY連銀元総裁、トランプ新政権のビットコイン準備金構想を批判

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧