はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン急落やXRP・LTCのETF申請で進展など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(2日〜8土)

  • ビットコイン(BTC):95,731ドル -5.8%
  • イーサリアム(ETH):2,584ドル -22%
  • XRP(XRP):2.37ドル -21.3%
  • ソラナ(SOL):189.9ドル -17.2%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

今週のビットコインは、2日の10万2,000ドル台から3日に9万2,000ドル台に下落するなど、週初に大きく変動した。

材料としては、米国のAI(人工知能)・仮想通貨特命官を務めるデビッド・サックス氏の発言が注目を集めた。4日の記者会見では、トランプ大統領から最初に取り組むよう指示されていることの1つが、ビットコイン準備金の実現可能性の調査であるなどと発言している。

関連:「ビットコイン準備金の検討はトランプ大統領の優先事項」仮想通貨特命官サックス氏が会見

また、同氏は5日に米CNBCの番組に出演し、ビットコインは優れた価値の保存手段であるとの認識を示した。ビットコインは最初に誕生し、最も強固なデジタル通貨であると評価している。

関連:「ビットコインは優れた価値の保存手段」仮想通貨特命官サックス氏が評価

記者会見は事前に開催が予告されており、会見後は事実売りを誘い、ビットコインは一時9万6,000ドルに急落した。

他にも今週は価格予想にも関心が集まった。例えば、4日にARK Investが「Big Ideas 2025」を公開し、ビットコインは2030年までに大幅に上昇し得ると予測。

ベア(弱気)ケースでも30万ドル、ベースケースで71万ドル、そして強気のブルケースでは150万ドルを示唆しており、現行水準との比較では相当に高い伸び率が見込まれている。

関連:アークインベストが示すビットコインの2030年上昇シナリオ、150万ドルの可能性も

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額2位:イーサリアム(ETH)

イーサリアムについては、次期アップグレードPectra(ペクトラ)に関する、より具体的な実装日程が明らかとなった。今回明らかになった計画によれば、メインネットでの実装は4月上旬の予定である。

関連:イーサリアムの大型アップグレード「ペクトラ」、実装の日程が明らかに

ペクトラについては、ヴィタリック・ブテリン氏が4日、アップグレードの重要性に言及。L2の処理能力を倍増させるため、ブロックに添付されるデータ「blob」の目標値(blob target)を3から6に引き上げると説明した。

関連:ヴィタリック、3月実装予定「ペクトラ」の重要性に言及

他にも今週は、ペクトラによってイーサリアムのインフレ率が増加する可能性も指摘されている。

関連:イーサリアム、3月予定の「ペクトラ」でインフレ率増加か 現在はマージ前の水準に

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

時価総額4位:XRP

XRPについては、米国の現物ETF申請に進展があった。大手デリバティブ取引所Cboe BZX Exchangeが、Bitwise、21Shares、Canary Capitalの3社による仮想通貨XRPの現物ETFの上場・取引に関する19b-4申請を米証券取引委員会(SEC)に新たに提出したことを明らかにしている。

関連:複数のXRP現物ETF、米Cboeが手続き開始 正式な審査へ

また、5日朝には基盤のXRPレジャーで約1時間にわたりブロック生成が停止した。その後は復旧している。

関連:XRPレジャー、約一時間ブロック生成停止 リップル社CTOが見解

関連:リップル(XRP)の買い方|初心者が知るべき投資メリットと注目点、最適な取引所選び

時価総額24位:ライトコイン(LTC)

今週は、米国のライトコイン(LTC)の現物ETFにも進展があった。

SECが6日に、グレースケール社のライトコインETF提案(上場申請)に関して、一般からのコメント(意見公募)を募集すると発表。申請の最終的承認または却下に向けた前進として、連邦官報での公示後21日以内にコメントを提出するよう求めている。

関連:グレースケールのライトコインETF申請に進展、SECが意見公募の手続きを開始

関連仮想通貨 ライトコイン(LTC)とは|今後の将来性とおすすめ取引所

時価総額33位:Ondo(ONDO)

Ondoについては、資産トークン化企業Ondo Financeが4日、トークン化された米国の株式や債券、ETFなどに広く投資できるプラットフォーム「Ondo Global Markets」を立ち上げる予定だと発表した。

この現実資産(RWA)トークン市場は、アップルやテスラを始めとする企業の株式や、SPY、QQQ、TLTなどのETFに投資できるものになるとされる。

関連:Ondo Finance、1000を超える米国株式や債券をトークン化へ

また、トランプ一族が支援するDeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」が6日、34万2,000ONDOを追加購入したことが明らかになった。これは2ヶ月前の初回購入に続くものと見られている。

関連:トランプ一家のワールド・リバティ、戦略的準備金を計画

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/16 水曜日
10:10
トランプ大統領、GENIUS法案の採決動議で反対派議員と協議 再投票の見通し
トランプ大統領が16日、GENIUS法など仮想通貨関連法案の採決に必要な議員11名との合意を発表。同日の動議否決を受け、マイク・ジョンソン下院議長と連携して巻き返しを図る。
09:30
米マラソン、ビットコイン利回り戦略を拡大
米マイニング大手マラソンがTwo Primeの30億円調達を主導し、仮想通貨ビットコイン利回りサービスへの委託を2,000BTCまで拡大する。ビットコイン運用で収益多様化を図っている。
09:15
ProShares、XRPとソラナのレバレッジ型ETFを米国でローンチ
ProSharesは、仮想通貨XRPとソラナのレバレッジ型ETFをそれぞれ米国でローンチしたことを発表。これは先物で運用され、現物に投資する商品ではない。
08:45
ダイモンCEO、ステーブルコインに懐疑的も参入表明
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOがステーブルコイン事業への参入を表明。仮想通貨に懐疑的ながらも競争上の必要性を認める。シティグループやバンク・オブ・アメリカも検討中。
07:50
米フィデリティの子会社、メタプラネットの筆頭株主に
東京上場のメタプラネットにフィデリティ・インベストメンツ子会社が筆頭株主として12.9%出資。ビットコイン財務戦略を評価し海外投資家の関心高まる。
07:25
「米国の法整備で仮想通貨は主流化する」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、米政府による法整備実現で仮想通貨は新たな時代に突入するとの見方を示した。仮想通貨は主流化し、それが戻ることはないと主張している。
06:55
カンター・フィッツジェラルド、6000億円規模のビットコイン取引で合意間近=報道
ブランドン・ルットニック氏率いるカンター・フィッツジェラルドが、ビットコインOGであるアダム・バック氏との間で40億ドル規模のビットコイン取引で合意間近。BTC投資戦略を加速。
06:05
米下院、仮想通貨法案の採決手続き動議を否決 問題点は?
米下院で仮想通貨関連3法案の手続き投票が196対223で否決。共和党保守派が中央銀行デジタル通貨の禁止条項不備を理由に反対票を投じた。
05:30
米シャープリンク、世界最大のETH保有企業に
シャープリンクが世界最大の企業イーサリアム保有者となり、7月15日時点で約29万4000ETH保有。平均取得価格2695ドルで含み益約9200万ドルを記録。
07/15 火曜日
17:27
スタンダードチャータード、ビットコイン・イーサリアム現物取引を開始
英国系大手銀行スタンダードチャータードが7月15日、機関投資家向けビットコイン・イーサリアム現物取引サービスを開始。世界初のG-SIBsによる暗号資産現物取引として注目。FCA登録済みで安全な取引環境を提供する。
13:50
米議会で「仮想通貨週間」開始、GENIUS法案など3つの主要法案を集中審議
米議会で仮想通貨週間が始まり、GENIUS法案、CLARITY法案、反CBDC監視国家法案の3つの主要法案が審議される。ステーブルコイン規制や仮想通貨の監督体制確立に向けた重要な1週間となると期待されており、業界も支援に力を入れている。
13:25
古参ビットコイン大口保有者、3000億円相当売却開始か=オンチェーンデータ
2011年のソロマイナーとみられる8万BTC保有の大口投資家が、ギャラクシー・デジタル経由で約3000億円相当のビットコイン売却を開始。バイビットとバイナンスにも直接入金。ビットコインが3%急落。
12:11
ビットコイン12万ドルを超えて上昇一服、永久先物・現物価格差が示す市場心理は?
仮想通貨ビットコインが12万ドルを突破後に上昇が一服する中、バイナンスの永久先物・現物価格差分析から市場心理を読み解く。現在は現物価格が先物価格を上回るマイナス圏で推移しており、デリバティブ市場での過度な投機熱狂は限定的。過去データでは同指標のプラス転換時に大幅上昇を記録しており、本格的な強気相場熱狂段階への転換点として注目される。
12:00
新潟県三条市、官民共同NFTの発行で関係人口創出へ
新潟県三条市が官民共同NFT発行プロジェクトを推進。民間発行の「匠の守護者」NFTにデジタル市民証機能を付与し、デジタル市長選も計画。3年間で2,000人の関係人口創出を目指す。
11:40
ナスダック上場企業Sonnet、ハイパーリキッド(HYPE)財務戦略で新会社設立へ
米ナスダック上場バイオテクノロジー企業Sonnetが仮想通貨ハイパーリキッド(HYPE)財務戦略で新企業Hyperliquid Strategiesを設立する。企業価値は1,310億円と推定される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧