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暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ
前週比の騰落率(2日〜8土)
時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。
時価総額1位:ビットコイン(BTC)
今週のビットコインは、2日の10万2,000ドル台から3日に9万2,000ドル台に下落するなど、週初に大きく変動した。
材料としては、米国のAI(人工知能)・仮想通貨特命官を務めるデビッド・サックス氏の発言が注目を集めた。4日の記者会見では、トランプ大統領から最初に取り組むよう指示されていることの1つが、ビットコイン準備金の実現可能性の調査であるなどと発言している。
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また、同氏は5日に米CNBCの番組に出演し、ビットコインは優れた価値の保存手段であるとの認識を示した。ビットコインは最初に誕生し、最も強固なデジタル通貨であると評価している。
関連:「ビットコインは優れた価値の保存手段」仮想通貨特命官サックス氏が評価
記者会見は事前に開催が予告されており、会見後は事実売りを誘い、ビットコインは一時9万6,000ドルに急落した。
他にも今週は価格予想にも関心が集まった。例えば、4日にARK Investが「Big Ideas 2025」を公開し、ビットコインは2030年までに大幅に上昇し得ると予測。
ベア(弱気)ケースでも30万ドル、ベースケースで71万ドル、そして強気のブルケースでは150万ドルを示唆しており、現行水準との比較では相当に高い伸び率が見込まれている。
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時価総額2位:イーサリアム(ETH)
イーサリアムについては、次期アップグレードPectra(ペクトラ)に関する、より具体的な実装日程が明らかとなった。今回明らかになった計画によれば、メインネットでの実装は4月上旬の予定である。
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ペクトラについては、ヴィタリック・ブテリン氏が4日、アップグレードの重要性に言及。L2の処理能力を倍増させるため、ブロックに添付されるデータ「blob」の目標値(blob target)を3から6に引き上げると説明した。
他にも今週は、ペクトラによってイーサリアムのインフレ率が増加する可能性も指摘されている。
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24/12/31
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24/12/03
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25/01/10
時価総額4位:XRP
XRPについては、米国の現物ETF申請に進展があった。大手デリバティブ取引所Cboe BZX Exchangeが、Bitwise、21Shares、Canary Capitalの3社による仮想通貨XRPの現物ETFの上場・取引に関する19b-4申請を米証券取引委員会(SEC)に新たに提出したことを明らかにしている。
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また、5日朝には基盤のXRPレジャーで約1時間にわたりブロック生成が停止した。その後は復旧している。
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24/12/18
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24/12/04
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24/11/22
時価総額24位:ライトコイン(LTC)
今週は、米国のライトコイン(LTC)の現物ETFにも進展があった。
SECが6日に、グレースケール社のライトコインETF提案(上場申請)に関して、一般からのコメント(意見公募)を募集すると発表。申請の最終的承認または却下に向けた前進として、連邦官報での公示後21日以内にコメントを提出するよう求めている。
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時価総額33位:Ondo(ONDO)
Ondoについては、資産トークン化企業Ondo Financeが4日、トークン化された米国の株式や債券、ETFなどに広く投資できるプラットフォーム「Ondo Global Markets」を立ち上げる予定だと発表した。
この現実資産(RWA)トークン市場は、アップルやテスラを始めとする企業の株式や、SPY、QQQ、TLTなどのETFに投資できるものになるとされる。
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また、トランプ一族が支援するDeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」が6日、34万2,000ONDOを追加購入したことが明らかになった。これは2ヶ月前の初回購入に続くものと見られている。