NYDIGと協業
米国にある約300の中小銀行は今年の上半期内に暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の取引を顧客に提供することがわかった。米紙American Bankerが18日に報じた。
それらの銀行、米国銀行協会、及び米国独立銀行協会が米国の大手仮想通貨投資企業NYDIGと提携し実現に至る。
中小銀行がビットコインの関連サービスを提供する予測は昨年にも報じられていたが、数ヶ月にわたって規制や安全性における課題が解決されたという。
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また、銀行がサービスを提供するにあたって、米エンタープライズ決済大手NCRも参画している。報道によると、「BankSouth」という銀行は現在NYDIGとNCRと提携し、ビットコイン取引サービスを試運転しているところだ。ほかにも、ジョージア州にある銀行「Synovus Financial」はNYDIGの投資家でもあり、現在モバイルアプリにビットコイン取引機能を実装する予定をしている。
NYDIGはビットコインファンドを運用しているほか、銀行等金融機関がビットコイン取引サービスを顧客に提供できるようさまざまな技術を提供している。2021年、NYDIGはサービス対象を拡大するために、米国内外の金融機関にデジタル・ソリューションを提供する企業Q2社と、上述のNCRと提携。当時では2022年初頭までに少なくとも450の金融機関がビットコインの売買及び保有サービスを利用できるようになるとされていた。