CoinPostで今最も読まれています

米下院金融サービス委員会議長、リブラに対して"強力な"監視を続ける意向を表明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米下院金融サービス委員会議長がリブラへ強い警戒感示す
米下院金融サービス委員会議長が今年度秋の委員会の優先事項を発表。その中でリブラへも言及し、「強く監視」していくと警戒の語気を強めて意向を示した。

米下院金融サービス委員会議長がリブラへ強い警戒感示す

米下院金融サービス委員会議長のMaxine Waters氏が2019年 秋に開催される委員会の優先事項を発表。リブラに関する言及の中で、その監視を強めていく意向を強調した。

Waters氏は、以前から過去のFaceBook社の個人情報流出問題などから、リブラへの懸念を示していた人物だ。同氏は今年6月には、Facebookに対して次のように要望を提示した。

Facebook社の過去のトラブルを鑑みると、議会と規制当局がそれらの問題を調査し行動を起こす機会を得るまで、リブラの開発の一時停止への同社の同意を求めざるを得ない。

そのような意向を以前から示していたWaters氏であるが、今回の委員会の発表でもリブラに対する警戒感を強調し、次のように記している。

委員会は以下の理由により強力な監視を続ける

・Facebook社が提案する暗号通貨とデジタルウォレットの継続的なレビューの実施

Mnuchin財務長官、Kraninger CFPB局長、Calabria FHFA局長、Quarles 連邦準備局副議長など政府高官や規制当局から証言を受け、質問の継続

そのような規制当局の監視強化を背景に、先日にはリブラプロジェクトに加盟を予定していた27社のうち3社が、プロジェクトからの離脱を検討していることが明らかになった。

なお、Waters氏率いる6人の米国議会議員のグループは、数日中にリブラプロジェクトについて議論するために協会の本部であるスイスを訪問する予定であるという。2020年に開始を予定しているリブラであるが、どのように規制当局との折り合いをつけていくのか、影響力の大きさからも今後も注目が集まるだろう。

CoinPostの関連記事

フェイスブックのLibra(リブラ)から3社が離脱検討|規制問題を懸念か
2019年6月に発表されたフェイスブックのLibra(リブラ)プロジェクトから3社が離脱を検討している。企業はリブラを支持することによって規制機関による監視の目が厳しくなることを懸念している。
英中央銀行総裁、米ドルに代わるべき準備通貨に「リブラのような仮想通貨」を例示
イングランド銀行のマーク・カーニー総裁は、FRBの年次総会で、米ドルがもつ世界の準備通貨としてのポジションを、FacebookのLibraに似た仮想通貨の形に置き換えられる方がいいと訴えた。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07:45
コインチェック、ナスダック上場申請で進展
De-SPACで仮想通貨取引所コインチェックのナスダック上場を目指すTHCPは、SECに申請書類を提出したことを発表。その後にコインチェックは、登録書類を公開することを発表した。
07:20
zkSync基盤のSophon、ノード販売で93億円調達
ノード販売とは、Sophonチェーンのノードを運用するためのNFT(ERC-721規格)ライセンスの販売で、早期段階でプロジェクトの仮想通貨トークンを割引価格で入手させるいわゆるトークンセールの一種だ。
06:45
Core Scientific黒字転換、1Qに270億円相当のビットコインを採掘
米ナスダック上場の仮想通貨ビットコインマイニング企業コア・サイエンティフィック社は、2024年第1四半期に2,825 BTCを自己採掘した。しかし半減期による影響はまだ反映されていない。
05:40
マスターカード、トークン化RWAの決済試験でJPモルガンやシティと提携
現在の課題として、投資適格債のような証券と、商業銀行のお金のような資産は、それぞれ別のシステムで機能している。RSNを利用すれば、単一のプラットフォーム上でトークン化資産の決済手続きを行うことができる。
05/08 水曜日
20:31
日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」、先着順の読者限定割引コードを配布開始
国内最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostが企画・運営するWeb3カンファレンス「WebX2024」。先着順の読者限定割引コードを配布開始しました。
15:06
EVM互換のZKロールアップとして関心を集める「Zircuit(ザーキット)」とは
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム財団からL2研究助成金を獲得し、大手VCのPantera Capitalなどから出資を受ける「Zircuit(ザーキット)」について解説。ステーキングプロトコルは約2ヶ月で30億ドル以上を集めた。
14:35
懸念強まる仮想通貨業界へのSEC執行範囲、民主党と共和党議員が激論交わす
米国下院金融サービス委員会は、SECの暗号資産(仮想通貨)を念頭にした執行活動に関する公聴会を開催。民主党と共和党議員のスタンスの違いが鮮明となった。
12:50
FTXが再建計画書提出、すべてのユーザーに100%以上弁済の見込み
破綻した仮想通貨取引所FTXは、米破産裁判所に再編計画の修正版を提出した。すべての債権者が請求額の100%を受け取れるとしている。
11:25
米金融大手サスケハナ、1500億円相当のGBTCを保有
米大手投資・トレーディング会社サスケハナが約10億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETF「GBTC」を保有していることが確認された。
10:40
イーサリアムは穏やかなインフレ傾向に ETH焼却量減少で
仮想通貨イーサリアムは、主に取引手数料の低下により、焼却されるETHの量が大幅に減少している。DencunアップグレードやL2の活発化が背景にある。
09:30
「BTC相場は回復に転じた可能性」SCB銀が分析
「仮想通貨ビットコインの相場は回復に転じた可能性がある」とスタンダードチャータード銀行が分析。米大統領選の影響や今後の価格も分析している。
08:10
トレーダーに利回り提供へ、BybitがUSDeを取引担保に採用 
ENAトークン一時急騰 仮想通貨(暗号資産)取引所Bybitは7日、新しいステーブルコイン「USDe」をデリバティブ取引の担保資産に追加すると発表した。トレーダーに利回りを提供…
07:25
「仮想通貨市場には詐欺や問題が多い」ゲンスラー委員長
米SECのゲンスラー委員長は、仮想通貨の投資家保護の必要性を改めて強調。一方、イーサリアムの証券性については明言しなかった。
06:45
ワールドコイン過去一週間で35%上昇、その背景は
OpenAIのライバルであるGoogleは、5月15日に大規模な開発者カンファレンス「Google I/O」を開催する予定だがこれに先駆けChatGPTの検索エンジンを発表する観測だ。
06:10
米ビットコイン現物ETFに330億円純流入、2日連続プラスに
米ビットコインETFに回復の兆し。米月曜日、すべての仮想通貨ビットコイン現物ETFはプラスの資金流入を記録した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア