CoinPostで今最も読まれています

人々がビットコインについて誤解していること

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの元々のコンセプト
投資銀行大手出身のWernick氏は、ビットコインは元々「People’s money」を初期のコンセプトにして台頭した通貨であると主張、支払い手段ではなく、”価値の保存”に重きを置いたものであると説明すべきだと言及した。
生き残ってきたビットコイン
ビットコインは、2009年に発行されてから、多くの政府から敵対視されてきたのにも関わらず、どの通貨と比較しても最良のパフォーマンスを上げてきたと主張し、今後も伸びていくと予想した。

ビットコインへの誤解

先日7月27日に、個人投資家のJeffrey Wernick氏がBusiness Insiderのインタビューに応じ、彼自身がビットコインに持つ個人的な見解を共有しました。

Wernick氏は、投資銀行大手のソロモン・ブラザーズ、National Bank of Detroitにてキャリアを積み、Airbnbや、Uberなどに初期の頃から出資した経験を持ち、AVI Portofolio Service Companyというリスク管理企業を創業し、売却した経験も持っています。

彼は、ビットコインを発行年の2009年から所持する生粋のビットコイン支持者であり、現在ではデータ管理に焦点を当てたブロックチェーン企業であるDataWallet社および、ブロックチェーンスタートアップのQtum社の顧問役員を務めており、今回のインタビューで、多くの人々がビットコインを始めとする仮想通貨に対して、誤解を抱いていると主張しました。

ビットコインの元々のコンセプト

彼は、以下のように語りました。

「人々が、(ビットコインを)適切に理解することができなく、誤解してしまうのには理由がある。

その理由として、多くの人々が仮想通貨、または、ビットコインを”支払いの手段”として説明しており、”価値の保存”として説明していないことが挙げられる。」

現在仮想通貨を語るほとんどの人々は、2009年、または2010年という比較的初期に参入した人々ではないため、ビットコインよりもブロックチェーン技術について多く語る傾向にあり、適切に伝えることができていないと不満を明らかにしました。

彼は、ビットコインが過去に多くの人々を引き込み、魅了した原点にあるのは「人々のお金(People’s money)」という初期のコンセプトであると語り、現在の人々は、そのコンセプトを蔑ろにしていると言及しました。

生き残ってきたビットコイン

次にWernick氏は、インタビューの中で、2009年の発行当初から、ビットコインは多くの政府から反感を受け、敵対されてきたにもかかわらず、どのような通貨と比較しても最良のパフォーマンスを上げ続けてきたことに対して、以下のように称賛しました。

「(ビットコインは)追い風を受けたことはなく、向かい風を受け続けてきた中で、このような成長を遂げてきた。」

「今後5年間で、他のあらゆる投資よりも大きなリターンをもたらすだろう。」

「典型的な中流階級の人が、富を築くにはどうしたら良いのか。その答えは、資産の数パーセントを仮想通貨に投じることだ。」

「今日、明日などの短期的な価格に左右されるべきではない。」

しかし一方で、この予想は、間違っている可能性もあることから、その投じる資金は、失っても構わない額で投資を行うことを推奨しています。

最後に彼は、以下のように語り、仮想通貨の広い普及と安定を示唆しました。

最終的に、仮想通貨が広く普及すれば、取引の手段としても使用されるようになる。

そうなれば、その価格のボラティリティは収束し、安定するだろう。

CoinPost関連記事

アップル共同創業者:ブロックチェーンは次のIT革命、ビットコインは法定通貨より価値の保存性で優秀
アップル共同創設者のSteve Wozniak(スティーブ・ウォズニアック)氏はブロックチェーン技術を次のIT革命だと期待を寄せています。また、ビットコインに対しても価値の保存性という面で法定通貨より優れていると評価しました。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧