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米PayPalがステーブルコイン「PYUSD」をローンチ|8日朝の重要速報まとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

8日朝の重要速報まとめ

日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。

PayPal、ステーブルコインをローンチ(注目度:★★★★★)

米送金大手PayPalは昨夜、独自のイーサリアム基盤(ERC-20)ステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」をローンチすると発表。Paxosとの提携によって実現する。

PYUSDは米ドル・米短期国債・現金同等物によって裏付けられる。USDCやUSDTの仕組みに類似するものだ。

発表によると、米国のユーザーはこれからPayPalのアプリやサイトからPYUSDを購入したり送信したりすることが可能になる。また、PYUSDを使って買い物することもできるという。

PYUSDは世界的な上場決済会社による初の規制されたステーブルコインだ。ニューヨーク拠点のステーブルコイン発行企業PaxosのWalter Hessert戦略責任者はCoinDeskに他のステーブルコインとの違いについて、「PYUSDの場合、準備金の管理を含め、発行に関わるすべての活動を監督する規制当局が存在する。つまり、世界のどこにいても、このトークンを持っている人は誰でも、ニューヨークの監督と制定された規定によって保護されているのだ」と語っている。

ステーブルコインの業界最大手テザーのPaolo Ardoino CTOはThe Blockの取材に応じて「USDTへの影響はないと考えている。PYUSDはテザーがサービスを提供していない米国でローンチされたからだ」と話した。一方、同氏はPayPalのステーブルコインは仮想通貨業界全般にとってプラスになるとの見解を示した。

PayPalの株価は前日比+2.6%高となった。

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なお、Paxosが公開したコントラクトによると、現在のPYUSD流通量は2,690万ドル分に相当する。

Coingecko SEC銘柄をリスト(注目度:★★★☆☆)

仮想通貨ベンチマークサイトCoingeckoは、米SECが主張する未登録有価証券仮想通貨銘柄の特設ページを公開した。

出典:Coingecko

これらの銘柄は、SECがこれまで未登録有価証券に該当すると主張している仮想通貨であり、BNB、ADA、SOL TRX、MATIC、TON、BUSD、ATOM、FIL、ICP、NEAR、ALGO、SANDなどを含めている。

関連バイナンスとコインベースのSEC訴訟|仮想通貨規制の現状と業界の反応を整理

CF Private Equity、ブロックチェーンファンドを準備(注目度:★★★☆☆)

米ニューヨーク拠点の投資企業CF Private Equityはブロックチェーンファンドの立ち上げを進めているようだ。SECへの書類でわかった。

新たなファンド「CF Blockchain Ventures LP」は1億ドル調達と示唆されているが、それ以上調達する可能性がある。ベンチャーファンドと違って、このファンドはプライベートエクイティに特化する。

また、日本やチリの銀行、関連会社Commonfund Securitiesもリミテッドパートナーとして参加する。

CF Private Equityは設立以来、約220億ドルのコミットメント・キャピタルを計上。2018年から10以上のブロックチェーン関連投資を行ってきたという。

ケニア当局、Worldcoinのナイロビの倉庫を捜査(注目度:★★★☆☆)

アフリカ国ケニアの警察は先週土曜日に、Worldcoinのナイロビ倉庫を捜査し書類や機械を押収したと報じられた。

地元メディアの報道によると、ケニアのデータ保護局のImmaculate Kassait長官は、Worldcoinの開発会社であるTools for Humanityがケニアでの登録時にその真意を公表しなかったと指摘。警察チームはWorldcoinのデータを分析のために、ユーザーの虹彩をスキャーンする機械であるOrbなどを押収したという。

Worldcoinは先週、ケニア当局から警告され現地での活動を停止した。

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今週の重要経済指標(注目度:★★★★☆)

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05/10 金曜日
10:25
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仮想通貨ウォレットのスタートアップ企業Exodus Movementは、米SECのためにNYSE Americanへの株式上場が遅延していると発表した。
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マラソンの純利益は、仮想通貨ビットコインが3月に過去最高値を更新し73,000ドルまでに到達のこともあって前年同期比で184%増の3.372億ドルに押し上げられた。
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