CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨Trade Token (TIO):コールドウォレットから12億円が盗まれる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

スイスのブロックチェーン会社であるTrade.ioは、コールドウォレットに入れていた5000万TIO(約9億円相当)が盗まれたことが判明。

なお、TIOは、Trade.io社が出している独自トークンだ。

ハッキングの数時間前の時価総額では、約1100万ドル(約12億円)に及ぶという。

公表された流れは以下の通り。

  1. 08:40 EST (14:40 GMT)に、trade.io.所有のコールドウォレットから5000万 TIOが移動。
  2. trade.ioがTIO取引を一時凍結申請を行う前に、130万 TIOがKucoinとBancorの2つの取引所に送金。
  3. 現在、TIO取引は、Kucoinとtrade.ioで一時停止、Bancorから削除済み。
  4. コールドウォレットに保管されている通貨は、会社の「流動資産プール」に充てる計画。
  5. trade.io.社は、問題解決に向けてフォークを検討。詳細は明日に発表される予定。

コールドウォレットとは、直接、秘密鍵がインターネットとは接続されていない仮想通貨ウォレットを指す。

つまり基本的には、そのウォレットを手にしなければ保管している仮想通貨には手をつけられない仕様になっている。

Trade.ioによると 「我々は業界基準のコールドストレージを銀行の貸金庫に保管しており、貸金庫が盗難の被害には遭っていないことを確認している。」 と述べており、流出の経路は不明のままだ。

その影響を受け、Trade Token (TIO)は大きく下落している。

出典:Kucoin

参考記事:Hack! Trade.io Loses 50 Million TIO Tokens from Cold Wallet

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

巨額ハッキング事件の行く末:Mt.Gox管財人と仮想通貨取引所クラーケンが「覚書」を交わす
Mt.Goxの破産管財人を務める小林信明弁護士はクラケンを運営するPayward社と覚書を交わした。
初の個人向け仮想通貨保険サービスが開始|ハッキング被害や攻撃による取引所ダウンにも保険適応
初のオンライン保険サービス「CryptoIns」がサービスが開始された。仮想通貨取引所やウォレットなど個人アカウントの仮想通貨資産を保険対象としており、ハッキング被害に対しても全額が保障され、ハッカーによる攻撃や悪意のある行為によって完全に取引所がダウンした場合にも保険が適用される。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/09 木曜日
06:45
Core Scientific黒字転換、1Qに270億円相当のビットコインを採掘
米ナスダック上場の仮想通貨ビットコインマイニング企業コア・サイエンティフィック社は、2024年第1四半期に2,825 BTCを自己採掘した。しかし半減期による影響はまだ反映されていない。
05:40
マスターカード、トークン化RWAの決済試験でJPモルガンやシティと提携
現在の課題として、投資適格債のような証券と、商業銀行のお金のような資産は、それぞれ別のシステムで機能している。RSNを利用すれば、単一のプラットフォーム上でトークン化資産の決済手続きを行うことができる。
05/08 水曜日
20:31
日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」、先着順の読者限定割引コードを配布開始
国内最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostが企画・運営するWeb3カンファレンス「WebX2024」。先着順の読者限定割引コードを配布開始しました。
15:06
EVM互換のZKロールアップとして関心を集める「Zircuit(ザーキット)」とは
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム財団からL2研究助成金を獲得し、大手VCのPantera Capitalなどから出資を受ける「Zircuit(ザーキット)」について解説。ステーキングプロトコルは約2ヶ月で30億ドル以上を集めた。
14:35
懸念強まる仮想通貨業界へのSEC執行範囲、民主党と共和党議員が激論交わす
米国下院金融サービス委員会は、SECの暗号資産(仮想通貨)を念頭にした執行活動に関する公聴会を開催。民主党と共和党議員のスタンスの違いが鮮明となった。
12:50
FTXが再建計画書提出、すべてのユーザーに100%以上弁済の見込み
破綻した仮想通貨取引所FTXは、米破産裁判所に再編計画の修正版を提出した。すべての債権者が請求額の100%を受け取れるとしている。
11:25
米金融大手サスケハナ、1500億円相当のGBTCを保有
米大手投資・トレーディング会社サスケハナが約10億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETF「GBTC」を保有していることが確認された。
10:40
イーサリアムは穏やかなインフレ傾向に ETH焼却量減少で
仮想通貨イーサリアムは、主に取引手数料の低下により、焼却されるETHの量が大幅に減少している。DencunアップグレードやL2の活発化が背景にある。
09:30
「BTC相場は回復に転じた可能性」SCB銀が分析
「仮想通貨ビットコインの相場は回復に転じた可能性がある」とスタンダードチャータード銀行が分析。米大統領選の影響や今後の価格も分析している。
08:10
トレーダーに利回り提供へ、BybitがUSDeを取引担保に採用 
ENAトークン一時急騰 仮想通貨(暗号資産)取引所Bybitは7日、新しいステーブルコイン「USDe」をデリバティブ取引の担保資産に追加すると発表した。トレーダーに利回りを提供…
07:25
「仮想通貨市場には詐欺や問題が多い」ゲンスラー委員長
米SECのゲンスラー委員長は、仮想通貨の投資家保護の必要性を改めて強調。一方、イーサリアムの証券性については明言しなかった。
06:45
ワールドコイン過去一週間で35%上昇、その背景は
OpenAIのライバルであるGoogleは、5月15日に大規模な開発者カンファレンス「Google I/O」を開催する予定だがこれに先駆けChatGPTの検索エンジンを発表する観測だ。
06:10
米ビットコイン現物ETFに330億円純流入、2日連続プラスに
米ビットコインETFに回復の兆し。米月曜日、すべての仮想通貨ビットコイン現物ETFはプラスの資金流入を記録した。
05/07 火曜日
17:54
米決済大手Visa「ステーブルコイン取引高の約9割はbotによるもの」
決済大手Visaは、仮想通貨ステーブルコインについての記事を発表。ステーブルコイン取引活動の90%はボットなどによるものだと分析している。
14:32
米SEC、Invescoの「イーサリアム現物ETF」の可否判断を最終期日まで再延期
米国証券取引委員会は、InvescoとGalaxy Digitalが共同で申請した イーサリアム現物ETFの可否判断をさらに延期すると発表。次回の期限は7月5日で、これが最終期限となる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア