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米SEC仮想通貨部門責任者 今後の業界に春は来る|規制当局との協力体制が鍵

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米SEC仮想通貨部門責任者が登壇
米SECの仮想通貨専門部門の責任者を務めるSzczepanik氏は、今週金曜日にテキサスのオースティンにて開催されたカンファレンス「SXSW」に登壇し、仮想通貨・ブロックチェーンの規制をテーマに議論を行った。

米SEC仮想通貨部門責任者が登壇

米国証券取引委員会(SEC)の仮想通貨専門部門の責任者を務めるValerie Szczepanik氏は、今週金曜日にテキサスのオースティンにて開催されたカンファレンス「SXSW」に登壇し、仮想通貨・ブロックチェーンの規制をテーマに公演を行った。

その中で、Szczepanik氏は以下のように述べ、仮想通貨市場の発展には規制が必要であり、規制当局との協力関係の重要性を訴えた。

仮想通貨の春を迎えるためには、(企業が)規制当局と協調するしかないと考えている。

また今後、仮想通貨の春を迎えることになるだろうとも思う。

これらの発言を行う際、SECのFinHubがとる仮想通貨業界へのアプローチ事例を例に挙げた。

それは、以前セキュリティ企業Gladius Network社が未登録ICOを行った容疑に関して、同社は自己申告を行い、規制当局の調査にも協力的であったことから、SECは一切の処罰を下さなかったというものだ。(有価証券としての再申請を促した)

このような事例でみられるように、米SECは、仮想通貨企業に対して、これまで曖昧であった法律の中で、行なった事例でも、規制当局との適切な対処を行うことが必要であるとした上で、包括的な厳しい規制を行うよりも、企業と規制当局が今後協力し合う関係性を保てることがより良いだろうと言及した。

Q&Aセッションにおいて、こうしたSECの規制に対するアプローチは、明瞭なガイドラインを与えないため、経営者側の判断が難しくなるという欠点があるとしつつも、原則としてこのアプローチをとった方が、イノベーションを推し進めることができるだろうと話している。

同氏は以下のように述べた。

規制が明白でないことで、規制当局には、より柔軟性が生まれる。

新たな規制制度を提案する際に、よく熟慮されていなければ、最終的に、技術的混乱を招くかもしれない。

また同氏は、より規制の緩い環境を求めて一部の企業は米国から海外へと拠点を移す可能性があることを指摘したが、「正しく規制がなされた場合、それがゴールドスタンダードになる。」と語り、より厳しい米国の規制に従う企業が、最終的に大きなチャンスを掴むだろうとした。

同氏は、DLT及び仮想通貨の将来性についても言及し、このセッションを締めくくっている。

DLTについて世界各地の規制当局は互いに連絡をいつも取り合っている。

DLTがいかに効率性を向上させるかについて、世界中が大いに期待している。

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