CoinPostで今最も読まれています

億万長者投資家のドラッケンミラー氏が明かす、ビットコインの現在の評価とは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ドラッケンミラー氏のビットコイン評価

億万長者の投資家Stanley Druckenmiller氏(スタンリー・ドラッケンミラー)は、ビットコインが特に若い世代に人気であり、金と似た信頼性のある”ブランド”としての地位を築いていると語った。同氏はビットコインを高く評価しつつ、自身は所有していないと明らかにした。

Druckenmiller氏はGeorge Soros氏(ジョージ・ソロス)の右腕として知られた人物で、120億ドル(約1.3兆円)規模のヘッジファンドDuquesne Capitalの創業者。同社は2010年に事業を終了しているが、約30年間ヘッジファンドマネージャーを務めた。

Druckenmiller氏は24日、ニューヨークで開催された投資家会議で、同業界の大物ポール・チューダー・ジョーンズと対談した。

ドラッケンミラー氏は、ビットコインが特に若い世代の間でどれほどの人気を持っているかに触れた。ビットコインが誕生してからの年月を経て、今やビットコインも金と同じく、信頼性のある”ブランド”として見られているとの見解を示した。しかし、自身が所有する金の価値をより高く評価しているとも語っている。

私は70歳。金を所有している。ビットコインがここまで普及するとは驚いたが、確かに若者たちはそれを価値の保管手段として利用する方が遥かに簡単だと感じているようだ。

私にとって、17年の歴史を持つビットコインはブランドだ。私は5,000年ブランドの金が好きだが、特に西海岸の若者たちのように、ビットコインを好む人々が今、実質的な資産を持っているのは確かだ。

だから、私は両方とも好きだ。私はビットコインは持ってないが、持つべきだと思う。

一方、米国の著名投資家で伝説のヘッジファンドマネージャーでもあるポール・チューダー・ジョーンズ氏は今月10日、CNBCの「Squawk Box」に出演し、ビットコイン(BTC)とゴールド(金)を支持していると語っていた。

関連:チューダー・ジョーンズ氏がビットコイン支持再び表明 地政学リスクの高まり受け

ドラッケンミラー氏のBTC保有歴

2020年の時点でドラッケンミラー氏は、ビットコインを金に似た資産クラスであり、価値の貯蔵庫であると呼んでいた。同年、ドラッケンミラー氏はビットコインを所有していると述べていた。

しかし、昨年9月、ドラッケンミラー氏はCNBCの取材に対し、”中央銀行の引き締め”を理由にビットコインを保有していないことを認めた。

当時、同氏は「中央銀行が引き締め策を実施する中、仮想通貨の保有は難しい」との考えを示した。イングランド銀行が取った行動を他の中央銀行も追随するようであれば、人々が中央銀行への信頼を失うリスクが高まる。その場合、仮想通貨は新たな価値を持つだろうとの見解を加えた。

2022年9月28日、イングランド銀行は量的緩和政策の一環で、英国の長期国債を必要なだけ、無制限で購入するという決断を下した。30年英国債の利回りは一時、20年ぶりの高水準となる5%超を記録したが、発表を受けて約3.9%にまで低下した。量的緩和政策は、通常、長期的にはインフレーションを引き起こす可能性があり、これが中央銀行の信用を損なうリスクがある。

関連:億万長者投資家のドラッケンミラー氏、ビットコイン保有の事実を明かす

CoinPostビットコイン現物ETF特集

ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる?  米投資会社の資金流入予測 ブラックロックのビットコインETF「IBTC」がDTCCに再掲載
上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由 グレースケールの投資信託「GBTC」とは ビットコイン現物との価格乖離が注目される理由
ビットコインETF申請の審査進捗について米SEC委員長がコメント 「ビットコインETF非承認されれば訴訟の嵐に」JPモルガンアナリスト
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10:20
Gala Games、300億円相当のGALAトークンが不正鋳造 価格急落
Web3ゲームGala Gamesで何者かが2億ドル以上に相当する「GALA」トークンを不正に鋳造し売却した。管理者アドレスが悪用されたとみられる。
09:30
Sei、EVM互換へアップグレードの投票開始
仮想通貨イーサリアムとの互換性を持たせるため、L1ブロックチェーンのSeiがアップグレード実施のための投票を開始。投票後の計画も明らかになっている。
08:14
グレースケールに新CEO、ソネンシャイン氏が退任
ソネンシャイン氏がCEOだったグレースケールは過去の10年間、仮想通貨ビットコイン投資信託だけでなく、イーサリアムやソラナなどさまざまなアルトコイン投資商品も打ち出し、伝統金融に代替的な資産クラスを提供してきた。
07:45
バイナンス、中小プロジェクトの支援を発表
30年までに24兆円相当のトークンがアンロックを予定することなどを記載したレポートを発表した後、バイナンスは、優秀な仮想通貨プロジェクトに対し上場プログラムに応募するよう呼びかけた。
07:00
STEPN、ソラナスマホ保有者にコラボスニーカーを配布
STEPNはソラナスマホのGenesis Tokenの保有者に、特別なソウルバウンドトークン「STEPN x Saga Badge」も配布した。
06:20
最終判断期限迫るイーサリアム現物ETF、予想外の進展で承認観測強まる
仮想通貨イーサリアムの現物ETF上場申請に関して、SECから主要な提出書類を更新するよう突然求められていることが報じられた。イーサリアムの価格がニュースを受け高騰した。
05/20 月曜日
17:07
コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
16:39
仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
14:03
米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
11:46
ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。
11:19
仮想通貨ウォレットのファントム、米国のApple Storeユーティリティランキング3位に浮上
ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア