
国内の暗号資産交換業者は関東財務局(27業社)・関西財務局(3業社)の計30社が登録業者として活動しています。
PDF:暗号資産交換業者一覧(令和3年12月31日時点の資料)各交換業者は多くの規制条件を満たす一方で、それぞれの特色を活かした事業展開を行っています。
各社の特徴の一つと言える取扱い通貨に焦点をあわせ、計12社を比較し紹介していきます。
急上昇・注目の取引所
bitbank
ビルドアンドビルド(BNB)の取引手数料無料
2023/10/29 23:59まで
X(旧Twitter)をフォロー+リポストで抽選10名に10,000円プレゼント
各取引所の特徴の比較・早見表
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取引所 |
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ポイント | アルトコイン(板取引)の通貨数国内最大級。 |
IEOやNFTマーケットプレイス等、注目のサービス多数。マネックスグループ運営 | イーサリアム(ETH)ステーキング対応! | GMOグループ運営 | ビットコイン取引量国内No.1 ※1 | 国内レバレッジ取扱い数No.1。DMMグループ運営 | 楽天ポイントと仮想通貨の交換などサービス連携に強み。 | 独自トークン(FNSA)購入可能。 | ディープコイン(DEP)国内初上場。 | 独自トークン(HT)保有量に応じたメリット多数。銘柄数も豊富 | – | – |
取扱い 通貨数 |
32 種類 |
27 種類 |
20 種類 |
23 種類 |
22 種類 |
33 種類 |
9 種類 |
7 種類 |
13 種類 |
34 種類 |
8 種類 |
18 種類 |
期間限定 |
11/22 11:59まで ビルドアンドビルド(BNB)の取引手数料無料 10/29 23:59まで X(旧Twitter)をフォロー+リポストで抽選10名に10,000円プレゼント 常時開催 口座開設後に10,000円以上の入金で、もれなく1,000円プレゼント 仮想通貨を購入・取引で毎日10名に現金1,000円が当たる |
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– | 2024/03/01 06:59まで 新規口座開設完了で1,000円 |
– | 2021.11.18~ 口座開設等で最大690円相当のフィンシア(FNSA) |
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詳細 |
各取引所の通貨取扱い状況
取引所 |
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通貨数 | 32 | 27 | 20 | 23 | 22 | 33 | 5 | 7 | 13 | 34 | 8 | 18 |
![]() BNB |
国内唯一上場 |
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![]() WBTC |
国内唯一上場 |
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![]() IMX |
国内唯一上場 |
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![]() EOS |
国内唯一上場 |
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![]() RNDR |
国内唯一上場 |
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![]() GRT |
国内唯一上場 |
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![]() ALGO |
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![]() XDC |
国内唯一上場 |
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![]() NIDT |
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![]() MANA |
国内唯一上場 |
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![]() SHIB |
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![]() FNCT |
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![]() APE |
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![]() GALA |
国内唯一上場 |
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![]() OAS |
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![]() FLR |
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![]() COT |
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![]() AXS |
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![]() ASTR |
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![]() CHZ |
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![]() AVAX |
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![]() DOGE |
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![]() FCR |
国内唯一上場 |
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![]() ZPG |
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![]() KLAY |
国内唯一上場 |
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![]() MATIC |
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![]() SAND |
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![]() BOBA |
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![]() SOL |
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![]() DAI |
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![]() MKR |
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![]() ATOM |
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![]() PLT |
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![]() DEP |
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![]() JMY |
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![]() ADA |
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![]() TRX |
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![]() ONT |
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![]() IOST |
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![]() XTZ |
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![]() DOT |
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![]() LSK |
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![]() XYM |
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![]() ENJ |
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![]() ETC |
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![]() LINK |
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![]() OMG |
07/25 |
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![]() XEM |
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![]() QTUM |
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![]() MONA |
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![]() XLM |
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![]() BAT |
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![]() FNSA |
独自トークン |
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![]() HT |
独自トークン |
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![]() FTT |
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![]() OKB |
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![]() BSV |
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BTC |
XRP,BCH,LTC不可 |
※2022/10/05時点の情報です。
※販売所・取引所・レバレッジのうちいずれかを取扱いがある場合を指します。
各取引所の詳細
本項では、資本金、使いやすさ、通貨の扱いを基に作成した国内取引所のレーダーチャートを紹介します。評価基準は、「取り扱い通貨数」、「使いやすさ」、「信頼性」、「手数料」、「流動性」の計5つでそれぞれ5点満点です。

































































スプレッドの狭さとアルトコインの取り揃えが売りの国内取引所
bitbank(ビットバンク)は、2014年から暗号資産事業を運営している比較的古参の取引所です。現在はアルトコインを豊富に扱っており、各種手数料やスプレッドなど必要コストが低いため、初心者でも参画しやすいでしょう。また、板取引の取り扱い銘柄数が充実しているため、お得に取引したい中・上級者にとっても重宝する取引所であると言えます。
2021年9月には東証1部上場ミクシィとの資本業務提携を発表。ミクシィ社とセレス社の「持ち分法適用関連会社」となり、「IEO(Initial Exchange Offering)、ステーキング、カストディ、L2(レイヤー2)決済」など新規事業の創出に意欲を指名していることから、今後、関連サービスの充実していくことも期待できます。

































始めやすい老舗という安心感
コインチェックは、2012年に創業されてから仮想通貨業界をけん引してきた金融庁認可の仮想通貨交換業者。東証一部上場のマネックスグループの傘下であり、そのノウハウを生かした安定した経営基盤とセキュリティなどに定評があります。操作性の高いアプリに加え、取り扱い銘柄は全27種類あり、仮想通貨取引を始めるのに相応しい取引所として高い人気を誇っています。
関連サービスも充実しており、積み立て、貸仮想通貨、ステーキングのほか、他の取引所が取り扱っていない電気&ガスの支払いサービスも提供。また、他の取引所に先行してローンチしたNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、主にブロックチェーンゲーム3タイトルで使用可能なNFTを売買可能です。2021年7月には、国内初となるIEOを実施。「パレットトークン」の限定販売・抽選受付を行いました。




































個人投資家から高い人気
SBIグループの「SBI証券」といえば、国内No.1のネット証券として知られる。 SBIVCトレードは、これまで築き上げてきた金融ノウハウを活かした安心感に定評のある取引所。手数料の安さなど、北尾社長の理念である”カスタマーファースト”が踏襲されており、個人投資家からの支持率が高い。
NFTマーケットプレイス運営にも力を入れており、業界初となる「日本円だけでNFT売買可能」なSBI Web3ウォレットを開発した。MetaMaskなど外部ウォレット作成不要で、口座開設だけで簡単売買できる。


















































金融ノウハウに裏打ちされた信頼
GMOグループは暗号資産事業以外にも、オンライン証券やネット銀行、FX事業と幅広い金融サービスを提供しているため、金融やITに関するノウハウはいたるところに感じられるでしょう。取引所単体で見ても、手数料は安く14種類という屈指の取扱い銘柄数を誇るため、初心者にとって利用しやすい取引所と言えます。
国内取引所で唯一COSMOS(ATOM)を取り扱っているのも魅力の一つです。スマホアプリは非常に使い勝手がよく、1つのアプリに機能が統合されており、現物取引(販売所・板取引)、暗号資産FXをひとつのアプリから操作可能です。関連サービスも積み立て、貸仮想通貨、ステーキング、NFTマーケットプレイスと充実しています。






























大手の便利さ
bitFlyerは国内市場で最多のユーザー数を誇り、2021年3月には総預かり資産5,732億円を超え過去最大記録を樹立。非常に高い水準の流動性による約定しやすい安定した取引環境を強みとしています。また、強固なセキュリティにも定評があり、過去に一度もハッキング被害にあっておらず、安心して利用できる取引所であると言えます。























































豊富な通貨銘柄でレバレッジ取引できる
DMM Bitcoin は2016年に設立された暗号資産(仮想通貨)取引所であり、金融庁から第一種金融商品取引業として事業展開しています。現物取引とレバレッジ取引のサービスを提供しており、豊富な銘柄数や低めに設定された各種手数料が主な特徴。
中でも、レバレッジ取引ではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を始め、30種類以上の通貨ペアを対応。高機能のツールも提供しているため、仮想通貨中級者・上級者も充実した環境で仮想通貨取引が可能です。
また、DMMグループは仮想通貨事業だけでなく、DMM.com証券やDMM FX など伝統金融業界にも精通しており、独自のノウハウを生かしたサービス展開が期待できます。









楽天のエコシステムとのシナジー
楽天ポイントと仮想通貨を交換できる「ポイント交換」が最大の魅力であり、楽天市場でのお買い物や楽天の他事業サービスで貯めた楽天ポイントを利用すれば、日本円を使わずに仮想通貨取引が可能。業界最狭水準のスプレッドもトレーダーから人気です。









































































世界規模の取引所
BitTradeは、日本国内でライセンスを取得している数少ない海外取引所の1つ。中国に拠点をおき世界170国以上へ展開、ユーザー数は数千万人を超えており、仮想通貨取引の流動性はかなり高いでしょう。
仮想通貨を選ぶ際の3つの基準
仮想通貨を購入する際に留意すべき点について、3つの観点で解説します。
信頼性
2017年はの仮想通貨バブルでは、ICO(イニシャル・コイン・オファリング、新規仮想通貨公開)での資金調達の流行に乗じて詐欺まがいのプロジェクトが多発し大きな問題となりました。
こうした詐欺目的で発行されたコインを購入することを避けるには、金融庁に認可された仮想通貨取引所で仮想通貨を購入することが重要です。日本国内の仮想通貨取引所では、金融庁認可の自主規制団体「JVCEA(日本暗号資産取引業協会)」が認めた「ホワイトリスト」の銘柄しか取り扱いができません。
国内取引所に上場している銘柄は、海外と比較しても大変厳しい基準で審査されており、信頼性は高いと言えます。以下の取り扱い通貨の表に、国内取引所に上場している銘柄を記載しました。
流動性
流動性とは、一定時間内でどれほどの量の通貨が市場で取引されているかを表す指標のことです。
流動性が高い銘柄ほど約定(取引成立)しやすくなり、流動性が低い銘柄だと価格変動がおおきくなり、希望した価格で売買することは難しくなります。
流動性は、取り扱いのある取引所の規模やコインの時価総額と比例しています。時価総額の高いビットコインやイーサリアムなどの通貨は流動性も高くなる一方で、いわゆる草コインと呼ばれる通貨は、時価総額も流動性も低く価格変動(ボラティリティ)が激しく安定しにくいといえます。
上場先
仮想通貨取引所によって、取り扱っている銘柄は大きく異なります。
購入しようと思っている仮想通貨が複数の取引所で取り扱われている場合、開示されている運営企業の規模やセキュリティ対策、利用ユーザー数(口座開設数)の多さや口コミの評判など、複数の観点で選ぶと良いでしょう。
それぞれの仮想通貨取引所の特徴については、後述していますのでチェックしてみてください。
人気通貨の特徴とおすすめ取引所
ビットコイン、イーサリアム、XRP、シンボルがそれぞれどのような特徴を持ち、どのような背景のもと生まれたのかを解説。その後、それぞれの通貨を購入するのに最適な取引所を紹介します。
ビットコイン(BTC)
ビットコインは、世界で初めて発明された仮想通貨。「サトシ・ナカモト」を名乗る正体不明の人物あるいは団体が自身のアイデアをまとめた論文をインターネット上で公表したことから開発が始まりました。
中央銀行のような発行主体の存在しない中央集権型システムをブロックチェーン技術により実現しています。
ビットコインは仮想通貨の中でも不動の地位を気付いており、他のほとんどのアルトコインはビットコインの価格変動の影響を受けます。そのため、仮想通貨を保有するのであればビットコインの技術や成り立ちについては知っておいた方がよいでしょう。
時価総額は約114兆円で、全銘柄のなかでトップです。



※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
イーサリアム(ETH)
イーサリアムは、ロシア出身のヴィタリック・ブテリン氏がビットコインの技術を応用して考案した仮想通貨です。
イーサリアムの特徴は、dApps(分散型アプリケーション)を構築するためのブロックチェーンプラットフォームであること。このプラットフォーム上に、dAppsの構築と「ERC-20」と呼ばれる独自トークンの発行を行うことができます。
また、契約を自動執行する機能である「スマートコントラクト」が実装されており、ある条件を満たすとプログラムが走って自動的に契約が実行されます。
2020年夏に急激に需要が増加したDeFi(分散型金融)や2021年に入り市場が過熱気味にあるNFT(非代替性トークン)の多くがイーサリアム上に構築・発行されています。



XRP(リップル)
米Ripple社が開発したXRPは、「RippleNet」という国際送金プラットフォームで活用されている仮想通貨です。
国際送金のスピードに優れており、一般的な銀行を利用すると数日をかかり高額な手数料が発生します。しかし、XRPを利用すれば数秒で国際送金が完了し、手数料も少額で済みます。
ビットコインやイーサリアムと異なるのは、前者がパブリックチェーン(誰もがネットワークに参加できるブロックチェーン)であるのに対し、XRPはプライベートチェーン(ネットワークへの参加に承認が必要なブロックチェーン)であるという点です。
トランザクションの承認は、リップル社によって信頼できると見なされた「バリデーター」と呼ばれる参加者たちによって行われるため、誰でもネットワークに参加できるわけではありません。この点が中央集権的であるとの指摘もあります。



シンボル(XYM)
シンボルは、仮想通貨ネムの大型アップデートで、「次世代ブロックチェーン」とも呼ばれています。
ネムが開発者のサンドボックス(外部に大きな影響を与えずに実験を行える環境)として開発されたのに対し、シンボルはエンタープライズ(企業や公的機関)のハイブリッドシステム向けに開発されたブロックチェーンであり、ネムと比較するとセキュリティや処理能力、柔軟性などの点で改善されています。
ハイブリッドシステムとは、パブリックチェーンおよびプライベートチェーンの両方の機能を提供することを意味しています。前者では分散型ネットワークとして単一組織に依存することなく、価値交換が行えるエコシステムを構築できます。後者では、プライバシー、規制遵守、カスタマイズ機能、および効率性に特化したプライベートなエコシステムを構築することができます。
Symbol自体が、パブリックチェーンおよびプライベートチェーン間での互換性があるため、他のブロックチェーンとの相互運用も可能です。ネム、イーサリアムおよびビットコイン基盤のネットワークとも連携可能です。
ユースケースとしては、商品の真正性を保証し追跡記録を残すこと、(将来的な)CBDCおよびフィンテック企業での活用、IoT(モノのインターネット)デバイスとの連携などが挙げられます。



5.まとめ
仮想通貨取引所を選ぶ基準は、通貨銘柄数、手数料、使いやすさ、流動性など人によって様々です。短期トレードをするのか、または長期運用をするのかによっても、おすすめな取引所は変わります。
まずは、自分がどのような取引をする予定なのか、どのような戦略で運用するのか考えるのも良いでしょう。また、本記事を参考に各取引所の特徴を掴み、自分に合った取引所を探してみましょう。